5月8日「今でしょ!講座SP」
今回は、健康長寿がよく食べる、朝食に欠かせない3つの食材を学ぶ
「卵」
講師
お茶の水健康長寿クリニック院長 医学博士 白澤卓二さん
東京慈恵会医科大学付属病院 管理栄養士 赤石定典さん
近畿大学准教授・運動生理学者 谷本道哉さん
学友・・・名取裕子さん、つるの剛士さん、ブルゾンちえみさん
「コーヒー」
講師
北品川藤クリニック 石原藤樹さん
学友・・・春日俊彰さん(オードリー)、八木亜希子さん
「牛乳」
講師
日本獣医生命科学大学 教授 戸塚護さん
日本獣医生命科学大学 准教授 佐藤薫さん
学友・・・伊集院光さん、大塚寧々さん
「卵」
1・卵で血中コレステロールは上がらない![]()
卵は悪いイメージがあった。
卵を食べる⇒血中コレステロールが上がるは、誤解だった![]()
コレステロールとは![]()
良い役割・・・約60兆個ある細胞の膜を作るのに必須の材料
悪い役割・・・血管壁に溜まる⇒動脈硬化を引き起こす
悪い役割ばかりが宣伝されて、悪いイメージがある。
血中コレステロールが溜まる⇒動脈硬化の危険 これは事実。
卵は、コレステロールが入っているので、食べ続けると、
血中コレステロールが溜まって、動脈硬化は誤解![]()
食事でとったコレステロールが血液中のコレステロールと関係ない理由
血中コレステロールの、70%は肝臓で作られ、30%は食事からきている。
食事のコレステロールが増えると、肝臓で作るコレステロールを減らす。
食事のコレステロールが減ると、肝臓で作るコレステロールが増える。
血中コレステロール値は・・・食事内容というより、肝臓の働きで決まる事が多い。
健康な人は、体の中で血中コレステロールが、一定に保たれるように調整される。
卵の摂取頻度と血中コレステロール値を比較した研究で
ほとんど変わらないという結果が![]()
なぜ卵は1日1個までという通説が![]()
1913年、ロシアの動物実験が、誤解の原因
ウサギにコレステロールを食べさせると、動脈硬化を発症。
しかし、問題点は・・・ウサギは草食動物
最初からコレステロールを分解できない⇒動脈硬化を引き起こしてしまった。
なぜ100年間も信じてきたか![]()
いったん定説ができて固定化されると、否定するのは大変で、
厚生労働省が覆したのは、2015年![]()
卵は1日何個まで![]()
厚生労働省の摂取基準
食事でとるコレステロールの制限目標値
従来は、男性・750mg未満 女性・600mg未満と言われた
卵1個のコレステロール値・200~240mg
2015年以降に改正され、制限なし(目標量はなし)
食事で血中コレステロールが上がる関連性に、科学的根拠がない
バランスよく食事をとるのが大事 白澤先生曰く、1日3個が適量
大規模調査で判明
100歳以上の長寿の半数は、毎日、卵を食べていた。
100歳以上の長寿者 約1700人の食生活を調査
男性・5割 女性・4割 毎日、卵を食べていた。
2・脳を老けさせない㊙栄養素
黄身のコリン
認知症の60%以上がアルツハイマー病
アセチルコリン神経伝達物質が減る
アセチルコリンが減ってくると、記憶力がだんだん衰えてくる。
アセチルコリンの欠乏によって、3時間前の事も覚えられない。
脳の神経伝達物質の材料が、黄身のコリン
最新研究で判明
卵を食べる頻度と認知症の関係
フィンランド在住の男性2497名の食生活を、22年間追跡調査
週に約1個と1日に約1個で比べた結果・・・
1日の約1個の方が、認知症発症リスクが22%低下
コリンは、日本では成分分析表になく認知度はないが、
アメリカでは、摂取基準の目標値が設定してあるぐらい、栄養素として重要で注目度が高い。
男性・550mg 女性・425mg
コリンは、あらゆる食品の中で卵が一番たくさん含まれている。
100g中(約2個)に294mg
鶏レバーなら約100g 牛肉赤身なら約330g
豚ロースなら約400g タラなら約450g
脳を老けさせない卵の栄養素⇒DHA
秘密・・・エサ
DHAを増やすために、魚粉の量を多くしている養鶏場もある
ニワトリが魚粉を食べる⇒DHAが入った卵が産まれる
健康長寿の多い沖縄県 脳が老けない卵の食べ方
名物料理・ゴーヤチャンプルー
野菜たっぷりのオムレツ
伝統料理・にんじんしりしり 沖縄では千切りの事を「しりしり」
緑黄色野菜×卵 ポイント・緑黄色野菜に豊富なカロテノイド
最新研究で判明
カロテロイド×卵 飛躍的に吸収率UP
2015年の実験
同じ生野菜サラダを、卵なし・卵3個 卵の量を変えて摂取
カロテノイドの吸収量は卵3個の方が、卵なしと比べて約8倍
血中の濃度を見ると、卵と野菜が一緒だと、消化率からの吸収が約8倍
認知症患者の血液中のカロテロイド濃度は低い。
白澤先生の推理⇒沖縄の健康長寿は、野菜×卵で、血中のカロテロイドを維持
あおさも、カロテロイドが含まれている。