クローバーブログのお友達が教えてくれた日曜美術館(NHK)千年の花を咲かせたい~小泉淳作・東大寺ふすま絵に挑む~で、東大寺本坊襖絵を描いた画家の小泉淳作さんの制作風景を観て、これは絶対に観たいっ!と、勇んで大阪・高島屋で開催されてる、平城遷都1300年・光明皇后1250年御遠忌

東大寺本坊襖絵完成記念小泉淳作展を観に行ってきました。



ミグママの迷走プレ老後?-ちらし



クローバー超方向音痴のわたし・・・迷子になったところで日本の中、飛行機に乗らない限り、間違ってもアフリカへ着くはずは無いのだからと言い聞かせて、何とか大阪難波の高島屋の会場に辿り着いた。


ものの・・・展覧会の会場はバレンタイン特設売り場の奥にあって、チョコレートを選ぶ人でごった返す中を中々抜け出せない。。。やっぱり都会は違うなぁ。。。

チョコを買うだけにこれだけの人が集まって来るなんて・・・凄いなぁ・・・あせる


熱気の中をようやく抜けて会場につくと・・・こちらも展覧会のグッズ売り場が凄い人で盛り上がってる!!

東大寺関連のグッズも多く、年配の人が目立っていたけど、関心の高さにビックリ!



クローバー会場は誰も居ないかのように静まり返って、薄暗い証明の中に浮かび上がるハスの呆然と立ち尽くしてしまった。。。


テレビの画面を通して小泉画伯がこのハスの花を描く様を観ていたので、長い過程を経て完成するまでのご苦心に、画伯ご自身に手を合わせたい気分でした。


ハス池の花も葉も、蕾から朽ち果てた花まで、どれ一つ同じ表情を見せるものは無く、シュッ!と真っ直ぐに立つ若い花のハスもあれば、一生の仕事をやり遂げた満足感を漂わせる萎びた花びらが、鮮やかな緑の葉の上にハラリと横たわる姿に人生なんだ。。。と、しみじみ感じながらのコーナーへ。。。



桜画伯は作品の上に敷いた座布団の上に、這いつくばるようにして桜の花びらの上に絵の具を落とす。

満開のの花を一つ一つ、終わりが来るのだろうか?と思うほど気が遠くなるような作業を無心で重ねて行く様子は、画伯自身が言う


自分を無にして描く、そんな仕事


という深い言葉が、大きな仕事を成し遂げる事の難しさを語っているようで、淡々と描いていく花の優しさと、テレビ画面で真上から捉えた画伯の丸まった背中が合わさって、朧月の下でサワサワとざわめきが聞こえてきそうなしだれ桜
、なぜか涙が止まらなかった。。。


桜このに囲まれた部屋にわたし一人、他に誰もいなかったら・・・怖くて叫び出しそうな荘厳な雰囲気に、別世界へ来たような戸惑いも覚えたのです。


襖絵40面の他に、荒々しい自然を描いた作品、好んで描いた野菜達、襖絵が配置されてる東大寺の模型もあり、どの作品も趣き深くいいものをみせてもらったなぁ。。。と、立ち去るのが残念な思いでした。


そろそろグッズ売り場も空いた頃か・・・・・と思いきや

人の多さは変わってなくて、な~んにも見えない・・・・・


こうなれば・・・いつもの手で人の間から手を突っ込んで、写真集?らしき物を掴んで即レジへ


ミグママの迷走プレ老後?-図



クローバー大阪の小泉淳作展は14日までですが、小泉画伯の仕事を検索してみてくださいね。