blog「鶯宿はこの月の夜を」
  • 14Jan
    • 新年の挨拶文

      取引先の月次通信が届いた。文中で、心に響く挨拶状をいただいたとして、一文が掲載されていた。(以某児童書出版社社長氏からとある)「インターネットとスマートホンの驚くほどの広がりは、私たちの生き方を大きく変えようとしています。今までひとりひとりが努力して手にいれていた『知識』は情報の巨大な流れとなって、便利に、しかし深く考える時間も許されず私たちの中を通り過ぎていきます。時間をかけて積み重ねられた深い知識や、そこから生れるてくる『知恵』というものが共有されにくくなっていることを強く感じます。このような時代にあって、私たちが作り続ける『本』は、読む人がひとたび立ち止まって考えることを誘う知識のまとまりであり、未知の経験への導きとなるものでありたいと思っています。とりわけこれから成長しさまざまな経験を積み重ねていく私たちの若い読者が、単に通りすぎる情報の流れ以上の何かを摘みとることができる本を、今年も作り続けていきたいと願っています。」確かに一理あるとは思うが果たしてどうだろうか?とも思う。

  • 13Jan
    • アイアンロード

      TV番組のNHKスペシャルが良かった。シルクロードより古い文明の道、鉄の道があったという番組だ。45分ではなく1時間というのも納得の一押しがあって良かった。遺跡発掘の現場取材をもとにした製鉄技術の歴史検証も興味深いものだった。鉄が武器としての役割のほか、「交渉品」「交易品」「移動革命」「芸術革命」という価値の側面をわかりやすく描いた内容はまさしく目からウロコ。遥かな過去を発掘するべき意義について、魅力と称賛を禁じえなかった。そういえば、とわが家にも遺跡の切れ端があったのを思い出した。

  • 12Jan
    • 知らなかった

      盛岡市街へ出てゆく道は雫石川の左岸に国道46号が、右岸につなぎ温泉を通る県道172号がある。右岸県道を通っていくと、つなぎ温泉中心地の少し手前に萪内(しだない)橋が架かっている。この辺が御所ダム建設の際に縄文後期の遺跡として発掘されたのは知っていた。ところが橋の袂に立つ、トーテムポール(レプリカ)と遺跡解説版にこれまで気が付かなかったのだ。ここを何度通ったことか! いまさらながら、何事につけ視野の狭さを思い知ったしだい。

  • 11Jan
    • 配送よし

      クロネコさんの、ビジネスメンバーズ契約が更新できた。事務所を盛岡市街から在所に変えたので、もしかしたらスムーズに事が運ばないかと危惧していた。案ずるより産むが易しで、営業所のご担当が軽やかにお出でになり手続きがかなった。果たしてクロネコさんの商売に微々たる貢献と成るや否や、なにごとも頑張りにしてゆこうと思う。

  • 10Jan
    • 染み入る一文

      元旦の新聞に記事が掲載されます、と花巻の記念美術館館長からご案内いただいた。明けてコンビニへ調達に出かけたが目的紙は販売しておらず残念な思いをした。いずれと思っていたら事業の協力者からお借りし拝見することができた。記事は岩手の文化紹介という一面掲載もので、館長は総括の論評を担当されていた。文末に「文化とは、人がその土地で美しく生きたいと思う気持ちの集積」と書かれてある。新年から再スタートを切った我が身に、なんとも染み入る一文だった。

  • 09Jan
    • 雪まつり

      「いわて雪まつり」が2月7日~11日まで開かれる。と、地元の各局TVニュースで紹介された。第53回というから、さっぽろの71回には及ばないものの結構な歴史がある。私のイメージでは小岩井農場で行われるというのが雪まつりだった。近年は運営の都合などから岩手山麓のスキー場をメインに複数会場を設置した広域開催となっている。なんと今回、会場の一つにMyサテライトオフィスのある鶯宿温泉が入った! 実施イベントは「雪灯り」、3年前140年の校史に幕を引いた雫石町立南畑小学校が会場となる。なかなか粋な企画だ。

  • 08Jan
    • 1通の年賀状

      昨年後半に制作に携わった本、『福田パンものがたり』の発刊委員会事務局を担っている。その事務局あてに年賀状が届いた。文面をみると、年頭のあいさつにつづき、「私は、この正月、福田パンを食べながら〝福田パンものがたり〟を読破しました」と書かれている。創業がご自身の歴史と同じであり、50年来の良き友だともおっしゃる。「食べたあとの満足感は次の行動力につながります。」と記されていた。…携わった者として、ただただ、ありがたい!の一言。

  • 07Jan
    • 一気に手続き

      昨年末で退職し健康保健がちょうど元旦で失効した。飲み薬を切らせない身の上もあり、きょう一日で任意継続の手続きにかけまわった。失効を見越して前回の診察で薬を余分に出してはいただいたが、申請して保険証が届くまで結構時間がかかるらしい。次回の診察予定までにタイムリミットかも、と一気に関係する各窓口へ足を運んだしだい。申請の窓口提出までには2時間はかかるだろうと覚悟してたが、仕事始めも2日目ですんなり事が進み、道路も比較的流れ良く、1時間余りで目的の窓口へ提出完了。少しほっとして盛岡中津川を見たのだった。

  • 06Jan
    • 初買い

      新年初の福田パン買いは長田町本店さんへ。昨年、『福田パンものがたり』に携わって以来ちょくちょく訪店するようになった、直営店。年末は矢巾店で買い納めだったが年明けは中心市街地のお店が初買いとなった。イラスト参考用に撮影した、お二人の肖像写真を届けそびれていたので、ちょうど良かったのだ。いつも、この手提げポリに、ズシリと来る手持ち感覚がなんともうれしい買い応えとなり、食べ応えにつながる。アンケートにあったナァ、「盛岡に来て、このオリジナル野菜サンドに出会った」と、私もむしょうに食したくなる一人となってしまった。

  • 05Jan
    • 電話とメール

      この年末に新事務所で1本の電話をとった。海外からの連絡だと言いう。本を作る依頼でメール送信するも返される、已む負えずの電話連絡とおっしゃる。それではと、ゆっくり、しっかりとMyOCNメールアカウントを伝えたのだった。それっきり…、と思いきや昨日になって一通のエアメールが届いた。「やはりダメでした。出版依頼の相談あり。メールください」という一筆が添えてある。これは、とGメールで送り確かめたところ、しっかりと返信があったしだい。OCNはアウトルックの設定で海外送受信不可になっていたようだ。エアメールなんて初めてかもしれない。

  • 04Jan
    • 途方も無い

      ムムムと引かれてしまい入手した。特集が「宇宙の終わり」なのだ。人生下り坂のわが身に、そこはかとなく共鳴したに違いない。宇宙っていうのは、始まりもカオスなら、終りもカオス極まりない、のか? いつだったか、何によってか、すっかり忘却のかなただが、太陽が膨張し地球を飲みこみ最後は萎んでしまうという理論?は、記憶に残っていた。が、そんなの、まったく序の口。「ビッグバン(爆発)」から「ビッグクランチ(収縮)」?、やれ、ダークエネルギーだ、宇宙の終わりにも転生があるなどと、途方も無いのオンパレード。なかなかの特集でした。

  • 03Jan
    • 失くしてゆくもの

      歳を積み重ねてきて、しだいに離れてしまう物事は少なくない。「スキー」がその一つ。体力の衰えや暮らし向き、時間的ゆとりといった事情もあるのだが。もうかれこれ15年はゲレンデから遠ざかっている。シーズン到来が待ち遠しく、新聞・ラジオの積雪情報をわくわくしてチェックした気持ちは、いまや懐かしいより不思議な気さえする。もし、条件がクリアできたとして、「さあ、行くぞ」となるか、高齢者となった身に怖気がないでもない。まぁ、チャンスがあれば、と繰り出したい気持ちを捨てずに持ち続けるのも老後の楽しみか。

  • 02Jan
    • 「波」

      新潮社のPR誌「波」1月号を入手した。まってました600号記念の「座談会文士の子ども被害者の会」の後編だ。檀ふみさん、藤原正彦さん、阿川佐和子さんの大放談会、文士の子だからこそ言ってしまえるエピソードがもう、盛りだくさん。可笑しみにあふれ、まるで掛け合い漫才、いや顔負けなほど。新春に活字の初笑いをいただいた。こういう座談会なら会場で聞いてみたかったなァ。

  • 01Jan
    • あんのんに胡坐⁉

      新年になり、My事業復帰となった。はからずも1昨年の秋、高齢者突入前に会社所属し、「これからは、あんのん?」などと、いまにして思えば目論んでいた、と思う。が誤解甚だし、率先垂範ぐせが治らず結局2足が3足、いや4足のわらじくらいは履く破目になっていた。暮らし向きの安定…確かに間違いはなかった。だがしかしだ、いつ宇宙に舞い散るか分からぬ残り少ない保有人生、「こんなんで良いのか⁉」、発作的に再独立の決断に至ったのだった。ちっぽけでも我が道を辿る1年、そうありたいものだ。(※手掛けた作品)

  • 31Dec
    • 夜の静寂に

      週末だけかと思ったら、どうも宿泊客の入りによるらしい。きのうも、きょうも近くのホテルから花火が打ちあがった。夜の7時ころに「ドンッ」とくると、それっ!と窓際に行ってついつい眺めてしまう。ほんの10発ほどだから、あっという間なのだ。田舎の地味な夜には結構ないろどり、と勝手に思っている。大晦日、除夜の鐘の音は風物詩、たとえテレビからでも、「ゴォ~ン」の音色はありがたい。

  • 30Dec
    • もう届いた

      一昨日、連絡いただいた本が届いた。タイトルは『幻の父を追って』著者は、中谷治宇二郎さんのお孫さんではなく娘さん!だった。昭和2年のお生まれとあるから、お年は召していらっしゃる。雑誌の別刷りも同封されていて、開いてみると、Tさんが中谷氏に興味をもち調べるに至ったあらましが書かれてある。とてもありがたく読ましていただきます。今年の年末年始は充実の読書になりそうだ。

  • 29Dec
    • いま、そこにある危機

      高齢者の仲間入りをして来年は二年目を迎える。高齢になって一番気になるのが、認知機能の低下だ。1年余り所属しお世話になった団体が社会貢献の一環として、認知症予防教室を開始した。社会の要請もさることながら、自分にとってまさしく「そこにある危機」なので、ライフワークとも感じ継続して運営に参加している。参加者の大半を女性が占めていて、最高齢は85才、皆さんとても旺盛な行動派だ。メニューは、ストレッチ・有酸素運動・コグニサイズ運動(脳トレ+筋トレ)、休憩を入れ1時間半ほどの内容となる。ワイワイガヤガヤ、大笑いしながらひと時を過ごしている。何事もだが、継続は力なり、メニューを毎日自宅でも少しの時間行うことで、あきらかな予防効果が実証されている。さてさて、はじめよう。

  • 28Dec
    • 雪の結晶の

      手掛けた本が書店店頭に並ぶと、きまって応援の言葉を下さるTさんという方がいる。先週久しぶりにお電話をいただいた。「雪の結晶の研究で有名な中谷宇吉郎さんの弟さんで考古学者の中谷治宇二郎(じうじろう)さんを知っていますか。氏の夫人が岩手出身だということは?」とおっしゃる。聞けば、先ごろ中谷氏のお孫さんがお二人について自叙伝を上梓し、祖母についても一章を費やしているという。岩手にあって女性活動家的人物だったらしい中谷夫人。はたして、岩手でどんな活躍をしていたのか、興味津々である。作品を入手したら読ませてくださるというので、待ち遠しい限り。

  • 27Dec
    • 「文語詩稿 一百篇(定稿)」より

       鶯宿はこの月の夜を雪ふるらし。  鶯宿はこの月の夜を雪ふるらし、  黒雲そこにてたゞ乱れたり。  七つ森の雪にうづみしひとつなり、  けむりの下を逼りくるもの。  月の下なる七つ森のそのひとつなり、  かすかに雪の皺たゝむもの。  月をうけし七つ森のはてのひとつなり、  さびしき谷をうちいだくもの。  月の下なる七つ森のその三つなり、  小松まばらに雪を着るもの。  月の下なる七つ森のその二つなり、  オリオンと白き雲とをいたゞけるもの。  七つ森の二つがなかのひとつなり、  鉱石(かね)など堀りしあとのあるもの。  月の下なる七つ森のなかの一つなり、  雪白々と裾を引くもの。  月の下なる七つ森のその三つなり、  白々として起伏するもの。  七つ森の三つがなかの一つなり、  貝のぼたんをあまた噴くもの。  月の下なる七つ森のはての一つなり、  けはしく白く稜立てるもの。 稜立てる七つ森のそのはてのもの、  旋り了りてまこと明るし。※「黒雲そこにてだゞ乱れたり。」→→→「旋り了りてまこと明るし。」私はとても、ほっとして、「希望」を示される気がしてしまう。

  • 26Dec
    • 御所マップ

      若い皆さんは盛り上げる。マップを作って地元の情報発信にひと肌ぬいでいる。御所は雫石町の南東に位置する地区。地名の由来は、かつてこの地を治めていた士族の御所(御座所)があったことにちなみ…と、あとで町史をひも解かねば。現在地区の中学校は雫石中に統合され、「御所」中学校という校名が消失して久しい。ところが一昨年、地区の三つの小学校が統合され、新たな校名を、「御所」小学校として開校した。厳か?な「御所」名、復活である。マップは、神楽や、私もうっすら記憶に残る、虫祭り・厄病祭りなど昔ながらのイベントを網羅している。温故知新の情報満載だ。