Monopoly 6 | あやっちのブログ(AKB48&欅坂・櫻坂46&乃木坂46妄想小説)

あやっちのブログ(AKB48&欅坂・櫻坂46&乃木坂46妄想小説)

夢小説書いてます‼︎
投稿は不定期なので気長に待って頂けたらと思います^ ^





遠藤との出会いはこれだけじゃなかった。




あれから数ヶ月が過ぎてもう直ぐで冬休みに入ろうとしていた。





賀喜「さむ〜!!」

金川「かっきーそんなにくっつかないでよ!!」

早川「え〜!くっつくなら聖来んとこ来てよ〜!!」


同じクラスの金川と早川にくっつく賀喜

この日の気温は記録的な寒さだった。


早川「なぁ〜かっきー。今日はどうするん?」


3人はいつも放課後になると近くの喫茶店で勉強会を行っていた。


勉強会という名の女子会だ。



賀喜「うぅ…それが…」


金川「かっきーは行かないよ笑この子、この前のテストで赤点取りまくってたもん笑」

早川「えっ⁉︎ホンマに⁉︎」


賀喜「うぅ…2人とも助けてよ〜!!」

金川「ムリ!私、テストの点ギリギリだったし笑」

早川「うちも教えるの下手やからなぁー」


賀喜「そんなぁ…」


金川「て、ことで!また明日ね!」

早川「また明日〜!」


そう言って2人は帰ってしまった。


賀喜は補習を受けるため教室を移動する


賀喜は席に着くと先生が来るのを待った


補習生は賀喜だけでなく何人かの生徒が一つの教室に集まっていた


私だけじゃなかったと安心する賀喜





ガラガラ…




先生「では、補習を行います。プリントを配るから全問正解したものは即時帰るように。では始め!」


テスト形式で出来たものは先生のもとに採点を付けにもらっていた


どんどんと生徒が帰る中、賀喜だけが問題が解けずにいた

見兼ねた先生は途中でいいから見せるよう言われプリントを出した。


先生「賀喜…これじゃ卒業どころか進級すら危ういぞ」

賀喜「うぅ…」

先生「教科書やノート見ていいから頑張って解いてみろ」


賀喜「はい…」


落ち込む賀喜だった。

この時、1人の生徒が教室に入って来た。



遠藤「失礼します…乃木先生、来週の合同合宿についてなんですが…少しだけ時間大丈夫ですか?」

先生「おぉ、遠藤か。大丈夫だが、なんだ?」


賀喜「うぅ…あ…」




まさかのエリート遠藤の登場に賀喜の手が止まる




遠藤「………で、行きたいと思うんですが…」


先生「いいじゃないか?これならみんなの成績も少しは上がると思うぞ」

遠藤「わかりました。では、これで進めて置きます」


遠藤と先生が話している『合同合宿』というのはクラス全員が野外活動+勉強強化合宿を行うというメインイベントだった。


もちろん、賀喜も参加する予定だ。



遠藤は先生との話が終わりそのまま帰ろうとしたが…



先生「そうだ。遠藤、少し時間あるか?」

遠藤「はい?…大丈夫ですけど…」


先生「そこにいる賀喜遥香の勉強を教えてやってはくれないか?」


遠藤「賀喜…遥香…あっ」


賀喜「うぐっ…」


賀喜は恥ずかしくなり顔を隠す


遠藤「いいですよ?」


遠藤は笑顔で引き受けると賀喜の前に座る


先生「遠藤、終わったらそのまま帰っていいぞ、俺は会議があるから少し離れるから」


遠藤「わかりました」


先生「じゃー賀喜、ちゃんと遠藤から教わったことを忘れるなよー」

賀喜「わ、忘れませんよ…」


頬を赤く染めながら言う賀喜


先生「あはは!!」


そう言って先生は教室を出た。



先生からではなく同い年の生徒に教わるなんて…


ちょっぴり恥ずかしく思う賀喜




遠藤「じゃ…やろっか」


賀喜「お、お願いします…」



そうやって始まった遠藤との勉強会


遠藤は流石のエリートであって教えるのが上手い


自分が頭が良くなったと勘違いするくらい気持ちいいほど解けた。



賀喜「で…出来たー!!!」

遠藤「フフッ笑お疲れ様笑」


賀喜「あっ…遅くまでありがとうございました!!」


遠藤「いいよ、いいよ笑」


気づけば日が暮れ始めていた。



賀喜「いやいや!!感謝しかないよ!こんなに勉強が解けるのが楽しいなんて思いもしなかったよ!」


遠藤「賀喜さんは基礎を覚えれば他はなんとか補えると思うよ?」


賀喜「本当に⁉︎進級も出来るかな⁉︎」

遠藤「進級?たぶん大丈夫だと思うけど…」


突然、進級の話が出たためそこまで点数が酷かったのか気になった遠藤


賀喜「先生に進級も危ういぞ!って言われたから…」

遠藤「あ〜笑。だぶん、それ。脅しだと思うよ笑」


賀喜「お、脅し⁉︎」

遠藤「確かにこれ以上低いと進級は難しくなるけど、そう簡単に進級出来ないって事はないと思うよ?」

賀喜「え…もぉ…なんだよ〜」

安心して力が抜ける賀喜

その姿に愛おしそうに見る遠藤



遠藤「フフッ笑」


賀喜「それにしても遠藤さんは教えるのが上手だね!!」

遠藤「んーそうかな」

賀喜「私、先生の話聞いてても意味がわかんないもん!」



遠藤「あー…それはわかる」




賀喜「えっ⁉︎わかるの⁉︎」



遠藤「学力下げてるの、自分の努力のせいじゃなくて先生の教え方が下手なだけだよ」


もちろん、学んだことに対して復習していく努力は大切。


だが、教え方が下手・面白くない授業は誰も身に付かない。


ただ、無駄な時間を過ごすだけ。




賀喜「なるほど…」



急に冷たく話す遠藤だったが賀喜はその一言で納得していた。


その反応をずっと見ていた遠藤はまたクスッと笑う。


賀喜「?」

遠藤「フフッ笑。良かったらかっきーって呼んでもいい?」

賀喜「へ?あっうん!いいよ!」

遠藤「私のことは…うーん…そうだね。さくって呼んで?」

賀喜「さく…うん!さく‼︎これからよろしくね!」




これがきっかけでさくとは仲良くなったんだ。



合同合宿でも違うクラスだったさくとも会う事が多かった。



賀喜「へ…さくと一緒の部屋⁉︎」

遠藤「みたいだね笑よろしくね?かっきー笑」




合同合宿では、学力が低かった賀喜は必然的に遠藤と組むことが多かった。




それが偶然なのか…




必然だったのか…。