ストックホルム中央駅の地下  剥き出しの岩盤を活かしてアートが描かれてる



いいかげん北欧について語れ。


という声が聞こえてきそうなので、ここからはスピードアップ。

旅先の体験を綴っていきます。


といっても普通の観光ガイドならネット上にごろごろあるので、わたしの珍道中メインですが、お付き合いいただけるとありがたいです。


さて、ストックホルムのアーランダ空港から20分、5000円かけて(しつこい)ストックホルム中央駅に着きました。


そこからはホテルのあるラドマンスガタンまで地下鉄で移動です。

ストックホルムの公共交通機関は地下鉄、市バス、トラム、郊外電車とすべてSL社というところが運営しているので、あらかじめ入れておいたSLのアプリでチケットを購入しました。


これはめちゃ便利でした。わかりやすい英語だけだし、カードを登録すれば決済もスムーズ。

乗車時に改札の読み取り機にスマホのQRコードをかざすだけでOK。降りる時は何もしなくても改札に近づくだけでゲートが開きます。


1回きりのチケットをはじめ、使用期間ごとにチケットが選べたので、滞在する3日間分のを買いました(約4000円 もはや高いのか安いのかわからん)


これで何に乗っても乗り放題。電車賃を調べる手間もなく、改札でとまどうこともない。やったー。


と思い、改札をピッと抜けてホームに行ったものの、めざすラドマンスガタン駅の表示が見当たらない。。


なんでーー??


まあ、海外でいきなりスムーズに移動できたことがないので笑 これぐらいは想定内。


改札にいるヒマそうなおじさんに聞くと、これは郊外電車、地下鉄じゃないとな。

なるほどー。どの改札も同じチケットだと逆にこういうことが起こるのか。


中央駅の改札からやり直し、無事にホテルLilla Radmannenに到着できました。

乱れてますが、ベッドひろびろー クマちゃんが迎えてくれました。



想像してたのと違って、えらくこじんまりとしたホテルで、とてもクラシック(言い方を変えれば古い。。)

女性のスタッフさんは明るく親切で、気持ちよくスーツケースを預かってくれました。


さーて、いよいよストックホルムの街探索といくか。


よく晴れてるけどひんやりとして、日本の猛暑をすっかり忘れる涼しさ!気持ちいいー


大阪から成田への移動で一旦汗びっしょりになって乾いた服を着たままでしたが💦それも忘れる爽やかさです。


ところで、このとき意気揚々としていられたのには、実は理由があります。


私の海外旅行の大きな楽しみのひとつに「サルサを踊る」というのがあるのですが、スウェーデン行きが決まったとき、真っ先に思い浮かんだのがストックホルムでのサルサパーティの様子をFacebookにアップされていた方でした。


サルサとなると、不安も遠慮も吹き飛び、厚かましくなるわたし😅

(キューバでも憧れのルエダの達人に直接コンタクトとって会ってもらい、レッスン受けたんだった)


キューバンサルサが盛んだというストックホルムで、ぜひとも踊りたい!

よさそうなパーティはありませんか?と問い合わせのメッセージを送ったところ、

「市内観光、ご案内しましょうか」と嬉しい申し出をいただけたのです。


いやあ、ほんとサルサやってる人はオープンマインドで、あったかい。


そう、海外初日に張り切っていられたのは、その方との待ち合わせが楽しみだったからなのです。


肝心のサルサパーティは、いつもならたくさんあるのに私の滞在中はないという不運。。

残念すぎるけど、それはまた来いということなのかも?(前向き)


待ち合わせは、ストックホルム観光のメッカ、旧市街のガムラスタン。

メッセンジャーで連絡を取り合い、無事にお会いできて日本語を心おきなく話せる喜びよ!


まだ午前中だけど、人はどんどん増えていて、有名な大広場はけっこうな賑わいに。

かつて貴族たちが殺されて血の海となったという「血の広場」



「とりあえずフィーカしましょう」

サル友さんの案内で屋上にテラスがある、隠れ家のようなカフェに連れていってもらいました。

外の喧騒が嘘のようにひっそりとして、素敵な場所でした。


フィーカとはコーヒーと甘いお菓子でゆったりと過ごす、北欧ならではの習慣。

スウェーデンに来たなら、このケーキ!とおすすめされたプリンセスケーキを食べてみました。

マジパンで作られた緑色のシートの下はスポンジケーキで、甘い!けど美味しい😋



スウェーデンの王女を祝うために生まれたのが起源とかで、カフェには必ずといっていいほどおいてあるんだそうです。


ずっと気を張っていたのが、ここでやっとひと息ついてのんびりできました。

このあとストックホルム宮殿で衛兵💂の交代式があるとのこと、それまでガムラスタンをあちこち散策。


石畳の路地の両脇にアンティーク屋さんやギャラリー、お土産やさんなどがたくさん並んでいます。


かと思えば、すぐ海の近くの開けた場所に出たり。


木漏れ日も、公園の噴水の水しぶきもキラキラしていて、みんな夏の日差しを楽しんでいる様子。


北欧スローライフとよく言われますが、ほんとに不思議なくらい時間がゆっくり過ぎてくんです。

夏は夜11時ごろまで暗くならず、朝は4時ごろから明けてくるので、ほんと一日が長く感じられました。

触ると幸せになれるという「アイアンボーイ」 ガイドブックに載ってなかった


両手を広げると届いてしまう狭い路地



さて王宮では馬に乗って衛兵💂が登場し、交代式の始まりです。


ここは現在も国務に使われていながら観光客にも開放されている、世界でも珍しい王宮なんだそう。


掛け声や敬礼、行進も興味深かったけど、ブラスバンドの演奏が圧巻でした。


伝統的な調べから、ん?聞き馴染みあるこのポップスは・・・ABBA!!


スウェーデンを代表するグループですもんね。メドレーで聴かせてくれて、観光客も拍手喝采でした👏



伝統行事をたっぷり見せてもらったところで、そろそろランチの時間。

これもサル友さんのおすすめ、ノーベル賞授賞式の晩餐も手がけたシェフがオープンしたというお店なので間違いない😊

スウェーデンで初めてのごはんに期待が高まります。


海老とじゃがいも、ラスクの入ったスープ系の一品にビール。

ああ🎵至福の時間。

ちょっと塩気は強めだけど美味しい!😋


ところで北欧(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー)では、アルコール度数3.5%以上のものは国営の専売店でしか売ってないんだそう。


下手に酔っ払って騒ぎを起こしたりすると、厳しく罰せられるとか。歴史的にそんな背景があり、飲酒には厳しい国になったんだそうですよ。

余談ですが、スウェーデンの人はゆっくりしてるけど、時間にはきっちり。

電車もお店も時間通り。
日本の感覚に近いので、そのへんは違和感なく過ごせるなあと思いました。

ただ、食べたお皿とかをなかなか片付けてくれないのは、ゆっくり文化だからでしょうか😅(機内ですらそうだった)

それとも私がイラチの大阪人だから?😂


【シニア女子のひとり旅アイデアnote】

●ペアダンスはコミュニケーションツール

今回サルサは踊れませんでしたが、海外旅行のために現地の言葉を苦労して覚えるくらいなら、ペアダンスを覚えたほうが楽しい!

中でもおすすめはやっぱりサルサ、そしてアルゼンチンタンゴもよさそう。

というのも街角で気軽にパーティがありそうなのがそれらなのです。(他は知らないとも言う。。)

私の場合、英語よりサルサのほうがマシなので笑 思い切って声をかけて、思いっきり踊れると言葉を交わす以上にコミュニケーションがとれてほんと楽しい!!

旅人なので、基本ステップだけでも十分相手してもらえると思いますよ。


●靴はスニーカーだけでいい

旅の準備中に、とある有名スタイリストさんのYouTubeを見ました。

どんな服や靴を持っていくべきか。彼女はTPOに合わせて3足の靴のパッキングをおすすめしてて(たった1週間なのに)、その時点で見るのやめました。

TPOを考えてヒール靴を持っていくような旅は、シニア女子には無縁かも。

実際ヨーロッパは石畳が多く、ヒールが挟まって足首くじく、なんてことも十分ありえます。

それに今はワンピースでもスニーカーでカジュアルダウンは普通だし、何にでも合わせやすい白のスニーカーさえ履いていけばOK。

私はうっかり水溜りにつかっても惜しくない、履き古したスタンスミスに。

小ぎれいなお店では汚れが目立ち笑、ちょっと古すぎたかと思いましたが、歩きやすさ第一です!












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