治療5日目

抗生剤「フルマリン」を入れてもらう。

6:30過ぎ、目が覚めて、準夜・夜勤部屋持ち看護師Hさんに
あおが「おはよう」と言う。

そして検温が終わった後、部屋持ち看護師Hさんに「バイバイ」と言う。

部屋持ち看護師Hさんより

今日の採血でアレビアチンの血中濃度を計ります。
採血の後に点滴でアレビアチンを入れたり、薬の内服をします。

吐き気止め「カイトリル」を入れてもらう。

ステロイド「デキサート」(=デカドロン)を入れてもらう。

9時前に、あおはベッドに横になったまま、突然、嘔吐する。
(緑色の胆汁たくさん)

体の一部が、嘔吐物で汚れ、お風呂に入る事も無理そうなので、
体ふきをしてもらうしょぼん

血液のM先生、あおのCVCを消毒された時に
「口の横から唾液やヨダレが出てくるのは、良い事で、
誤飲性肺炎になってもいけないので、横向きに寝かせましょう。」
と言われる。

生食・フラッシュ
(アレビアチンが他の薬との相性が悪い為、アレビアチンの点滴前に入れます)

痙攣止め「アレビアチン」を入れてもらう。メインの輸液止める。

生食・フラッシュ
(アレビアチンが他の薬と相性が悪い為、点滴終わった後にも入れます)

10時前から1時間、寝るぐぅぐぅ

出血性膀胱炎防止「ウロミテキサン」を入れてもらう。

抗ガン剤「イホマイド」が入る。

11時前、血液専門の男性医師M先生、研修医の男性医師Y先生、S先生が
あおの部屋に来られて、3人がかりで、あおに鼻チューブを入れて、
あおは嫌がって大泣きしょぼん

血圧の薬「レニベース・ノルバスクOD・ディオバン」内服

利尿剤「ラシアル」内服

酸性予防「ザイロリック」内服

そして鼻チューブを抜いてもらう。

そして、あおは疲れ切ってすぐにおひるねぐぅぐぅ

12時過ぎに副看護師長Oさんが来られる。

メインの輸液を60ml/h→70ml/hに上げます。

口から水分・食事が取れていないので、
先生方がバランスを考えて決められたみたいです。

今は抗ガン剤治療中なので、薬50ml/h、メイン10ml/hのままでいきます。

抗ガン剤「エトポシド」(=ラステット)が入る。

お昼の薬内服の為、鼻チューブを入れる。
あおは嫌そうな顔をするしょぼん

血圧の薬「レニベース」内服

利尿剤「ラシアル」内服

下剤「ラキソベロン」5滴内服

すぐに鼻チューブを抜く。

母が「辛かった!?」と聞くとうなづくショック!

そしてすぐにおひるねぐぅぐぅ

16時過ぎ、神経専門のK先生が来られる。

今日のアレビアチンの血中濃度は「10」位で
痙攣止めの薬が効いてくれていると思います。

正常値は5~20で、血中濃度が高過ぎると、
目の黒い所がブレたりフラフラしたりします。

今のあおちゃんは、痙攣が起こった事・眠たい事・抗ガン剤治療によって、
3つの原因が重なっている事もあるので、とてもしんどいのだと思います。

部分痙攣には、「テグレトール」「アレビアチン」の内服をよく使います。

「テグレトール」の副作用は、肝障害・腎障害があります。

「アレビアチン」の副作用は、多毛・歯茎が腫れるという事があります。
(少しの期間使うのなら大丈夫ですが、
長期で内服する場合には↑の副作用が出ます)

点滴のアレビアチンから内服の抗痙剤に切り替える時に、
アレビアチンの副作用を考えると、あおちゃんは女の子なので、
出来るだけ使わない方が良いし、テグレトールの血中濃度も低かったので、
増量する事も1つの方法です。

担当医K先生と相談して決めます。


17:40 採血の結果、肝臓の働きが悪くなっている事がわかり、
肝臓の働きを助ける薬「強力ネオミノファーゲンC」を
入れてもらう。

祖父母があおの面会に来て、祖母と付き添い交代をして、
母は家家に帰る車DASH!

あおはまだボーっとしている為、
今回の付き添い交代で泣き喚く事はなかったガーン

20時頃、鼻チューブを入れる。

血圧の薬「レニベース・ノルバスクOD・ディオバン」内服

利尿剤「ラシアル」内服

酸性予防「ザイロリック」内服

鼻チューブを抜く。


血液のM先生、採血の結果を持ってくる。

アレビアチンの血中濃度は10でした。

肝機能の値が高いので、薬を使ってます。

メインの輸液は、あおちゃんが水分を取れていないので、脱水症状を防ぐ為に、60ml/h→70ml/hに上げてます。

明日も採血します。


血液検査結果

白血球 3,000(好中球 98.5%)ダウン 赤血球 12.2→ 血小板 61,000ダウン

炎症反応 4.29ニコニコ 細胞増殖LDH 2,131ニコニコ(腫瘍が壊れている)
フェニトイン(アレビアチンの血中濃度) 10.35(正常値 5~20)