噂のGroupon(グルーポン)を使ってみた。 | バブソンMBAのベンチャー日記

噂のGroupon(グルーポン)を使ってみた。

日本でもグルーポン系サービスの乱立競争が始まっていますが、ボストンにいるので、本家のサービスを利用してみようということで、実際に使ってみました。

まずグルーポンの説明ですが、これは共同購入クーポンサイトでありまして、色んな人が決められた時間内に一定数以上の(大幅値引き)クーポンを購入するというものです。詳しくは↓。
グルーポンは米国の共同購入クーポンサイトです。グルーポン(Groupon)はグループ(group)とクーポン(coupon)を掛け合わせた言葉です。要するに共同購入で割引クーポンを達成しようということです。共同購入のパワーにより通常ではあり得ない割引(5~8割引)が可能となります。

サイト上では割引クーポンの取引(1日1地域1取引)が提示されます。取引が成立するためには、決められた時間内に購入申込者が規定の人数に達する必要があります。購入申込者が規定の人数集まらなければ申し込み自体が無かったことになります。これは申込者がツイッターやブログで自分からその商品を口コミ的に紹介し、規定数に届かせる動機にもなっています。
なので、ぼくの場合は、グルーポンのサイトに行って、自分の家の郵便番号をいれると、ボストンエリアの割引クーポンが表示されます。

本日のクーポンは、King Richard's Faireというマサチューセッツの南の町であるお祭りの入場券。当日券$26が、グルーポンでは$15で買えます。(⇒42%の割引)

トップページには、クーポンの概要と値段、残り時間、何人購入したかが表示されています。
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クレジットカード情報を登録しておけば、本当に1クリックで購入ができちゃいます。
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購入すると、登録Eメールにメールが来て、クーポンが発行されます。これを印刷して、持参することで入場券になるわけです。
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サイトの構成上、とても大切にされていることはSimplicity(簡潔さ)。面倒なプロセスはなく、ほんの2,3分で購入が済みます。

もう一つは、Referral Programといって友達紹介キャンペーンが思い切って行われています。メールだけでなく、ツイッター、フェイスブックなどのSNSを利用して、友人を誘い、その友人がクーポンを購入すると勧誘者に10$のクーポン購入券があてがわれます。これによって、他者を巻き込み強い動機付けを生み出し、成約率を高めているわけなんですね。

シンプルでわかりやすいWEB、魅力的なコンテンツがあって、成り立つビジネスモデル。本家は創業2年で年商300億を超えているわけですから、恐ろしいです。