iPad感想 ~1時間遊んでの簡易レビュー~ | バブソンMBAのベンチャー日記

iPad感想 ~1時間遊んでの簡易レビュー~

今日アップルストアにいって、iPadを体験してきました。
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やはり店内は混雑していて、皆iPadに群がっていた。発売週で45万台売れたこともあり、今は品薄状態。でも展示(体験)用として15台ほど設置してあり、皆一様に興奮気味にiPadを触っていた。
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以下、私個人の感想です。

一言で言うと、非常に画期的な製品だと思った。PCの基本機能は備わっているのだが、ラップトップでもミニノートでもない、新しいカテゴリー。タブレットPCの部類に当てはまるかもしれないが、旧来型のものとはコンセプトが全く違う。iPadのことをiPhoneが大きくなっただけと表現する人は多いが、それはiPadが提供する機能・役割を肌感覚で掴んでいないから、そう表現するしかないのだろう。


まず液晶は非常に綺麗である。写真は光沢のある鮮やかな色がでており美しい。動画も、解像度は高くスムーズにながれ、全く問題なしだ。指で画面をいじるので、指紋跡がたまに気になるが、こればかりは仕方ないだろう。驚いたのは、タッチスクリーンでのキーボード操作。画面をタップするだけなので、実キーボードを打つときの打感は勿論ないのだが、文字入力は思いのほかスムーズで、誤入力はほとんどない。ブラインドタッチもごく自然にできた。ネットブラウジングも快適だった。


特に目を引いたのは、iBookの存在。ソニーには悪いが、ソニーの電子書籍リーダーと比べると、50倍は出来がいい。気に入ったのは、画面のちらつきが気にならず、液晶を見ているのだが、文字読んでもいいかなという気になったこと。加えて、ページのさくさくとめくりやすいし、文字の大きさの自由に変えられるし、分からない単語は辞書ですぐ調べられるし、気になるセンテンスはその場でネットで検索できるなど、従来のハード型の本にはない機能が提供されている点が魅力だ。iPadの中のライブラリーにお気に入りの書籍や雑誌が入っており、その時々の気分で読む本を選べるというのは非常に利便性が高い。今まで正直、電子書籍の未来は暗いと思っていたが、一気に明るくなった。日本においても、出版業界はこの変化の波にうまく乗らないと、ビジネスチャンスを逃すことになると思う。


欠点はというと、”重い”ということ。公式ページには700gと書いてあるんですが、1kg~1.2kgはあるかなぁという感覚。ずーと持ち続けるのはしんどく、どこかに立てかけないと、疲れてしまう重さなのだ。30分未満の短時間使うのであればいいけど、じっくり電子本を読むとかになると、どうなのかなぁ。人によっては、我慢できないかもしれない。バッテリについては、連続10時間使用可能ということなんですが、それ以上のことは現時点でコメントできません。


結論的には、iPadはハイエンドな第4のPC(デスクトップ、ラップトップ、ミニノートの次)のような気がする。仕事に使うわけでもなく、基本的には娯楽というか暇つぶしか情報収集メインであり、プライベートなものとして持ち歩くようなPC・・・みたいな。ラップトップと違って、なくても全然困らないんだけど、あると結構便利という代物。特に重要なのは、iPadの奥深さというか、そのポテンシャル。iPhoneのおかげもあり、専用アプリケーションが開発されやすい環境があるので、これからiPadの特性に合わせたアプリがたくさんでてくるだろう。そして、自分が必要なアプリをためておくことで、iPadの利便性がさらに高まる気がする。


いま学生なので買いませんが、また働き始めた時には大人買いしたいと思いますべーっだ!