政権交代の功罪 | バブソンMBAのベンチャー日記

政権交代の功罪

日本郵政社長の西川さんが、社長の職を辞するようです。
西川氏は13日、亀井郵政改革相から、郵政を巡る鳩山内閣の基本方針について説明を受けた。その後、親しい複数の関係者に「政府の方針が変わったので、(社長を)辞めるのが適当だ」と辞意を伝えたという。

 西川氏は、郵政民営化の象徴として、日本郵政グループの株式上場を最大の経営課題と位置づけてきた。しかし、鳩山内閣の下で、株式の上場を凍結する法案の成立が確実となるなど、経営の大転換を迫られることから、これ以上トップにとどまるべきではないとの判断を固めたとみられる。

 28日に予定される日本郵政の取締役会までに、辞意を正式表明する見通しだ。それを受け、日本郵政は後任社長を取締役に迎えるための臨時株主総会の開催準備に入る。早ければ10月中にも新体制が発足する見込みだ。西川社長を支えてきた他の取締役にも辞任の動きが広がる可能性がある。
個人的には、西川さんが気の毒で仕方ありません。

三井住友を退任し、一端はビジネス界から身を引いたのに、郵政民営化の大仕事を軌道に乗せるため、ある意味火中の栗を広い、その職責を今まで全うしてきたのに、いちゃもんに近い形で、とある閣僚や野党から経営に関して口撃/干渉され、果てには政権交代の煽りで、実質的に社長を解任されるとは。。。

評判をどなたから聞いたことはありませんが、三井住友銀行の頭取までなった人ですから、相当の経営手腕があることは間違いのないはず。かんぽの宿の問題で国会に召致された際も、客観的にみて経営責任があるとは思えない中、歯を食いしばって(言いたいことがたくさんあるだろうに)我慢されておられるのをみて、影ながら応援していたのですが・・・

残念であるとともに、今回の一連の動きを見て、やはり民主党のバランス感覚は疑わざるを得ません。(野党時代に言ってきたことの筋を通す意味もあるのでしょうが・・・)


これで日本郵政の役員人事は一新され、経営の方針は大きく変わることになるでしょう。西川さんも可哀想ですが、振り回される従業員も同様に可哀想です。政権交代を受けて、国としての政策の一貫性が保てないというのは、どういうことでしょうか。衆院選挙は(解散があるので)平均2年半で行われますが、今度また政権交代が起きたら、郵政はどうなるのでしょう?


民主党に政権移行されることで、多くの功がでてくることを期待しますが、鳩山首相には”罪”を極小化すべくリーダーシップを発揮してほしいと思います。