日産の戦略と経営者の説明能力
本日、日産自動車の株主総会があったのですが、カルロス・ゴーン社長の説明能力の高さが非常に印象的でした。株主の質問に対して、明快な回答をするとともに、社長として伝えなければいけないメッセージを正しく発信しようとしていました。
冒頭の挨拶および赤字決算に関するお詫びは、ゴーン社長より日本語で行われましたが、残りは当然英語での進行および、株主への回答です。よって、同時通訳を聞けるイヤホンが株主に配られていました。
「ハイブリッドの分野で日産は出遅れているが、日産の戦略は?」
-EV(電気自動車)に投資を集中することで、ゼロ・エミッション(CO2排出ゼロ)車の分野で、リーダーを目指す。合わせてハイブリッドも、重要な環境技術として取り組んでいくが、あくまでフォロワーとして挑む。
「赤字を出しているにもかかわらず、経営陣の報酬(9人で20億円強)が高すぎるのでは?」
-08年度の役員報酬は、07年度決算に基づくもの。よって、09年度の役員報酬は、相当程度減額される。また水準は、グローバルに展開する企業の役員報酬水準の中間値であり、高すぎるという水準にない。グローバル市場で、本当に優秀な人材を確保するために必要な額だ」
「世界同時不況に対する対応で、結果として赤字が出たことに、経営責任があるのではないか?」
-金融危機は誰もが予測しえなかった100年に1度の出来事であり、日産だけでなく、業界全体が落ち込んでいる。日産の経営陣は迅速にしかるべき対応をし、その対応に瑕疵はなかったと考えている。また経営者としては、危機における状況にあってこそ、逃げ出さず、業績を早期に回復させるのが最大の責任だと考えている。しかし、取締役を決めるのは、私ではない。あくまで、株主だ。私は日産を経営するにあたり最高の9人を選んでいるつもりだが、もし我々以外によりよい成果を出せる人材がいると考えるのであれば、この取締役再任議案は反対すべきでしょう。それが、ルールです」
などなど。
ごく一部だけ、説明が少ないポイントもありましたが、総じて十分な説明を行っていたように感じました。ゴーンさんだけでなく、志賀COOのプレゼンも非常にわかりやすいものでした。
冒頭の挨拶および赤字決算に関するお詫びは、ゴーン社長より日本語で行われましたが、残りは当然英語での進行および、株主への回答です。よって、同時通訳を聞けるイヤホンが株主に配られていました。
「ハイブリッドの分野で日産は出遅れているが、日産の戦略は?」
-EV(電気自動車)に投資を集中することで、ゼロ・エミッション(CO2排出ゼロ)車の分野で、リーダーを目指す。合わせてハイブリッドも、重要な環境技術として取り組んでいくが、あくまでフォロワーとして挑む。
「赤字を出しているにもかかわらず、経営陣の報酬(9人で20億円強)が高すぎるのでは?」
-08年度の役員報酬は、07年度決算に基づくもの。よって、09年度の役員報酬は、相当程度減額される。また水準は、グローバルに展開する企業の役員報酬水準の中間値であり、高すぎるという水準にない。グローバル市場で、本当に優秀な人材を確保するために必要な額だ」
「世界同時不況に対する対応で、結果として赤字が出たことに、経営責任があるのではないか?」
-金融危機は誰もが予測しえなかった100年に1度の出来事であり、日産だけでなく、業界全体が落ち込んでいる。日産の経営陣は迅速にしかるべき対応をし、その対応に瑕疵はなかったと考えている。また経営者としては、危機における状況にあってこそ、逃げ出さず、業績を早期に回復させるのが最大の責任だと考えている。しかし、取締役を決めるのは、私ではない。あくまで、株主だ。私は日産を経営するにあたり最高の9人を選んでいるつもりだが、もし我々以外によりよい成果を出せる人材がいると考えるのであれば、この取締役再任議案は反対すべきでしょう。それが、ルールです」
などなど。
ごく一部だけ、説明が少ないポイントもありましたが、総じて十分な説明を行っていたように感じました。ゴーンさんだけでなく、志賀COOのプレゼンも非常にわかりやすいものでした。
