今回、パワーアップしていたYZF-R1を、さらに扱いやすくしました。
国内仕様なのでEXUPがついていて6000~10000rpmがトルクフルで扱いやすいのが楽しいのですが
最高出力145psです。
EXUP無しの US・カナダ仕様が180ps・EU仕様が182PSなので、
国内仕様EXUP付で、扱いやすくパワフルにしました!
パワーアップ加工をしたあと、燃料噴射量を調整しないと
確実なパワーアップが得られず、
扱いにくい出力特性になって、
燃費も悪く、
エンジン全体も高温になりやすく危険になります。
パワコマⅤのセッティングは、当社では人間の カン でしか出来ないので、
プロショップの
ダイノマン・野口商会 様にお願いいたしました。
結果は、下記のとおりです。
まず、気になる最高出力は、後輪測定で 147.81PS
この数字はEU仕様のノーマルR1(カタログ表示182PS)を後輪測定したときと、同じくらいの値です
下のグラフが赤が補正前、青が補正後です。
赤のパワー・トルクの谷(3000~5000rpmと6500~10000rpm)がひどいです。
各スロットル開度もきれいな空燃比(Air/Fuelグラフ)になっています。
こちらが補正前の各スロットル開度の空燃比、みだれています。
各パワーセレクトモード(A ・ STD ・ B)もこのとおりみだれていません 。
実際に乗ってみると ビックリ たのしー で、乗った皆さん驚かれます。
全域でアクセル開度以上に前に進む感じで(パーシャルからクゥンってスロットルを開けた時、思っている進む量の1.5倍くらい進みます)
2000~4000rpmが、100ccくらい排気量がふえたようなトルクのふとさで、しかも細かい振動も少なくなりました。
登りのコーナー立ち上がりで7000~9500rpmのあいだで開けた時のわずかなタイムラグもなくなりました。
また、気温が25℃以上の時の、低速度での水温の上がり方も穏やかで
速度が上がるとすぐ水温が下がるようになりました。
全域でトルクもふとくなったので、今まで2速を使っていたところで、3速にいれて低回転での走行も可能となり
燃費もあがりエコになりました。
もちろん、パワーも、もりもりでて
下は初期の水冷DUCATIぐらいのトルク感で上は4気筒の回転の伸びのある最高に楽しいバイクに仕上がりました。
R1サイコーです!