美しい惑星を研究する若葉 ~宙に向かって、夢に向かって~ -37ページ目

美しい惑星を研究する若葉 ~宙に向かって、夢に向かって~

東京大学で惑星気象学を専攻中の学生の思いつ記。
ブログタイトルの通り、"美"の女神の惑星の激しい気象を/ "美"しく元気よく!!/安藤"美"姫にインスパイアされながら、研究しています。
ということでフィギュアスケート感想記も多いです。

2012年のグランプリシリーズも終盤も終盤、最終戦であるNHK杯シングルが今夜決着、となりました。

さかのぼって先週のフランス大会、とにかく私はアモディオのブロンズが嬉しい!
結果、以前皮算用していたとおり、信成くんのポイントは超えてしまいましたが…。
まぁアモが超えなくても、織田くんはたぶんファイナルムリなんだけどね。
アモ自身でもかなりキビシめ。

でもとにかくブロンズ嬉しかったので、今季のノブくんについて書く前に、フランス大会でのアモディオについて。

ショートでは4回転サルコウでコケるわ、ルッツはダブルに抜けた上にコンビつけられないわ、トリプルアクセルでまたコケるわ、
「3つとも失敗とか絶対やってはならない」by稔
だったので心配していましたが、
やはり自国でのこの人は強い。
フリー見せてくれました。
4回転サルコウもバッチリと決めてくれましたし。
そのあとのジャンプは、直前に構成を変えたからか、ちょっと「ん?」と思うところもありましたが(後半の3A余裕っぽかったのにコンビにしなかったところとか)、
ひとまず、シーズン前半をまとめる程度の出来とはなったのではないでしょうか。

ところでショートのプロトコルを見ましたところ。
4回転サルコウの回転自体は認められてますね音譜
とちょっと嬉しかったのもつかのま。
2つめのスピン(プロトコルでいうと6つめ)が得点なしなんですビックリマーク
ええっ、なんでー?! と思い録画とルールを確認してみたのですが、
たぶん、1つめのスピンとして(フライング)キャメルスピンをやってて、次は違う姿勢のをやらないといけないのにまたキャメルスピンやっちゃったからですね。
スピンひとつでアモディオだと3.5点くらいあるので…
このミスはもったいなかった。
スピンのルールおよび採点法は最近覚え始めたとこなので間違ってるかもですあせる
間違ってたらすみません!! &コメント欄でご指摘いただければ幸いです。


まぁショートはおいといてw なんとフリーの得点では1位。
ぎりぎりですが無良くんを上回りましたね!
まぁ、無良くん、Time Violation(たぶん演技時間の超過、たまにあります)で1点減点されてますしね。
フリーの得点としては納得なんですけど、
ただ、アモディオの4S、もうちょっと点数くれてもいいんじゃない、とは思いました。
ムラくんの4Tのが点数いいんですよ!?
基礎点はアモディオの4Sが10.5点無良くんの4Tが10.3点なのに、
GOEによる加点が、アモディオがたったの0.71点無良くんが1.71点
結果得点はアモディオの4Sは11.21点無良くんの4Tが12.01点
0.8点も差が。。。(プロトコルはこちらです)
うーん。アモディオの4Sには「-1」出してるジャッジもいますしね…
素人目に見るよかった、とジャッジパネルは違うんでしょうなぁ。
あと、アモディオはシーズンこれまでで4S決められてなかったし、直前練習などでも決まっていなかったし、滑走も早かったし…
そのへんも理由になってGOE出にくかったのかなぁ。
まぁ、今じっくりとリピって見ると、着氷の流れがそこまでよくない気もするしな…


とにかく、まだまだこれからのアモディオ、楽しみにしております。


ただ、アモディオ、そしてまた私の好きな選手でもあるアリョーナレオノワ…
気になることがあります。
それはルッツ・フリップの申告およびエッジについてなんですが…
ちょっと長くなりそうなのでまたそのうち別記事で。(←ちゃんと書けよ、私!!)
(12/17)ちゃんと書きました!! 「ルッツ・フリップ・リップ・フルッツ…」


でも最後に余談をひとつ。佐野稔さんの解説について。
賛否両論ありますが、私は結構好きです。
なんか、一緒にテレビ見て話してるような親しみやすさがあって。
2009年だったかな? 後半になってもジャンプやスピンを決めていく織田信成くんを見て
「この人はどれだけ体力があるんでしょうか!!
と言ったのは忘れられないし、
最近だと今年のスケートアメリカで羽生結弦くんの4トゥループを見て、
「簡単に跳んじゃったね! あんな簡単に跳んじゃだめなんだよ!!
 お兄さんたちみんな苦労してるんだから~」
と言ったりとか。
「もうー、おじさん、落ち着いて見なよw」と思うことも多々ありますが(笑)
それでいて、解説らしく、技術的な解説もきっちり挟んできますからね(まぁそれが本分なんですがw)。
「今のはカウンターと言って、直前に前向きに滑ってきて、そのままアクセル飛んだでしょ。」
などなど(今年の羽生くんのショートの解説ですね)。
素人が見ただけでは分からない、難しいポイントがあるとすっと解説を入れてくれます。

本田武史さんの解説とかもいいんですけどね。
やっぱミノルのオヤジな解説が好きですニコニコ
いや、ミノルとか呼んじゃいましたけど(笑)、
1972年から1976年まで全日本選手権で5連覇の偉業を成し遂げたり(佐藤信夫コーチの1956年~1965年の10連覇に次ぐ記録らしいです)、
1977年には世界選手権で日本人初のメダル(男子シングル3位)を取ったりと、
すごい選手だったみたいです。
プロ転向後のショーではバックフリップ(後方宙返り)も見せたとか!!
NHKは本田武史なので残念(笑・たけ先生ごめんなさい!!)
全日本はミノルだといーなー音譜