小学校4年のAさんは、算数の2桁の数で割る筆算の勉強をしています。
1回の計算では正解にたどり着けないことも多く、厄介な分野です。
87÷25の場合、割る数は20と見てもいいし、30と見てもいいと教科書には書いてあります。
割る数は概数を使った方がうまくいくことが多いでしょうが、
概数にするところでつまずくお子さんもいるので、1の位を切り捨てて計算していっても構わない、
と親野智可等さんは書いていました。
どちらでやっても構わないと言えば、中学2年生が勉強している1次関数の式の求め方も
2通りのやり方が教科書に載っています。
1つは、先に変化の割合または傾きを求める方法、もう1つは連立方程式を作る方法です。
長年、連立方程式の方がやりやすいのではないかと思っていましたが、
前者で解こうとする生徒もかなり見受けられます。
変化の割合や傾きは、それだけを求めさせる問題もあるので、こちらの方が有利かもしれません。