だいぶ前に買ったもののまだ目を通していなかった『外国語の水曜日』という本、
著者の黒田さんの名前を何かのメディアで目にしたので、思い出して読んでみました。
現地に行けばやる気が出てくるだろうと思って行ってみたら、
言葉ができなくても何とかなることを悟ってしまい、
帰国後はますます怠けるようになった外国語学部の学生の話、
「どうして道を教えたがるのか?」というタイトルの一節など、大いに笑えます。
中学校の教科書に始まって、
英会話のテキストには必ずと言っていいほど道案内の英語が出てきますが、
現実の道案内はそれほど簡単でないことは、日本語の場合を考えれば想像がつきます。
スマートに道案内ができたらいいですが、そのためにはいろいろな場面を想定して、
事前にかなりの準備をしておかなければなりません。
しかし、せっかく準備をしても、普通の人が外国人に道を聞かれる機会は多くはないでしょう。