香川県にあるという「K英語塾」さんのホームページを見ていて、
自分も、何か英文集を音読して暗記することに挑戦してみようかと思い始めました。
『基本英文700選』と『和文英訳の修養』がお勧めとのことです。
後者は行方昭夫先生も何かの本で推薦されていて、私もだいぶ前に買っています。
こちらを使ってみようかと思っていた矢先、気になる記述を見つけました。
『和文英訳の修養』に I make it a rule to be in bed by half past eleven.
という文があります。
この make it a rule to do について、最近の愛読書『日本人の英文法』に
「…、日本人の英語の先生に、ネイティブスピーカーとはくらべものにならないほど、
深く愛されているようです。」
「『コウビルド英語辞典』にこのイディオム自体が載っていない…」
「…現代英語ではごくごく稀にしか使われていないと断定していいということです。」
などと書かれています。
英和辞典を調べてみると、ジーニアスにもウィズダムにも載っていますが、
ウィズダムには「always ( try to ) do を使って表現する方がはるかに普通」
と書いてあります。
そういえば、『700選』の方も、「天下の奇書」という見出しで酒井邦秀氏が批判していました。
アメリカ人を相手に例文にあるような言い方をしたら、「詩人のようだ」と言われた
という話もあります。
あくまで受験のためのものと割り切った方がいいのかもしれません。