カルロス・ゴーン氏がかつて社長を務めたことでも知られる外資系企業に勤務する友人のA君、
10連休でいつものように単身帰省しました。A君は長期の休みをもらうと必ず帰省します。
こちらに残るお母さんの面倒を見るため、というのは口実で、
朝9時から夜9時までパチンコをするためです。
実は家族と住む〇〇県でも毎日会社帰りにパチンコ店に寄っているのですが、
奥さんには秘密です。
「パパはいつも遅くまで仕事をがんばっているのに、お給料は今いちね。」
と奥さんは思っているかもしれません。
会社帰りの中途半端なプレーでは飽き足らないので、帰省して思いっきり楽しむわけです。
普通のパチンコファンなら、これだけ熱中すれば大きな借金でも作りそうなものですが、
そうならないのには訳があります。
今でこそ確率論でいう期待値に基づいてプレーするというのは常識でしょうが、
昔は一般的ではありませんでした。
「たくさんお金をつぎ込んだからそろそろ大当たりするだろう。」
「続けて出たからしばらく出ない。」という考えの人が多かったようです。
そんな中で彼は、あくまで理論通りにプレーしてきたので、
全盛期には年間100万ぐらいはコンスタントに勝っていました。
今は状況が変わったので勝つのは難しいようですが、
時々メディアで取り上げられるようなパチンコ依存症の人たちとは一線を画しています。
それにしても、連日12時間の長丁場によく耐えられるものです。