連立方程式? | 宮古市の個別指導塾

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小6のAさんが、また灘中の入試問題を持ってきました。

今度は第2問です。

りんごが ①【    】個,オレンジが ②【    】個あります。りんご2個とオレンジ3個のセットで箱づめすると,オレンジはちょうど使い切りますがりんごは8個余ります。りんご3個とオレンジ4個のセットで箱づめすると,りんごはちょうど使い切りますがオレンジは8個余ります。

連立方程式を使えば解ける問題ですが、小学生の頭で考えるとどうなるでしょう。

ネットでいくつか解答例を眺めてみましたが、xやyといった文字式を使っていないものの、

基本的には連立方程式の考え方で解いているものが多いようです。

こういうのはどうでしょう。


1回目の箱詰めではリンゴが2個オレンジが3個だったのが、

2回目ではリンゴが3個、オレンジが4個になっています。

つまり、1個ずつ増えています。

増やすために、余っていた8個のリンゴと1回目の箱を何箱か利用したことになります。

1回目の箱はリンゴが1個少ないので、余っていたリンゴでオレンジと数を合わせていき、

結果的にオレンジが8個余ったことを考えると、利用した箱は16箱とわかります。

そして、使われたリンゴとオレンジは各40個(2×16+8=3×16-8)ですから、

リンゴ3個とオレンジ4個の2回目の箱は40箱できることになります。


ただ、解答時間のことを考えると、やはり連立方程式的に解くのがいいのかもしれません。