高校1年生の春休みの英語の宿題は、スラッシュを引きながら英文を読んでいく
という趣旨に基づいて作られた問題集でした。
この宿題に臨んで、ある生徒は、「どこにスラッシュを入れたらいいのかわからない。」
という感想を述べていました。
2年生になってからの学校の授業でも、やはりスラッシュを入れたプリントを使っているようです。
旧来の英文解釈法の代わりに、スラッシュを入れながら英文を文頭から読んでいくという発想は、
かなり前からあったように思います。
その昔、代ゼミの金ピカ先生や、本正弘先生もそういった読み方を推奨されていたはずです。
しかし、そのスラッシュの入れ方については、どうしても曖昧さが残ります。
このあたりの事情については、「英語直読直解への挑戦」という本で詳しく検討されています。
結局、文の構造がしっかりわかっていないとスラッシュの入れ方もわからない、
という結論になってしまうのでしょうか。