読書感想文 | ★眉唾劇場★

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この世は眉唾物で溢れているのじゃ~

最近、読んだ本の感想。

「被災の町の学校再開~大槌町駐在指導主事の証言~」
職場で見本が回ってきたとき、パラパラと見て、当時のことが思い出されて涙が出た本。
買ったけど、なかなか読むのに勇気がいりました。
3月に入り、覚悟を決めて一気読み!
M指導主事、エレガントな方なのだけど、当時は髪をひっつめて、化粧もせず、長靴で奮闘して下さっていました。大槌町は町長も行方不明、課長さん方も多くが流されて、かろうじてギリギリ助かった教育長は町のリーダーのひとりとして町のことをなんとかしなきゃならなかったし、教育行政機能は止まってしまってました。そんな中、彼女が先頭に立ってどんなにか大変だったろうとご苦労に心痛めながら読みました。

「運命の子 トリソミー~短命という定めの男の子を授かった家族の物語~」
小児外科医が障害新生児の生命倫理を探求するために、いろんな方々、いろんな家族から話を聞き書きしたもの。これも一気に読みました。
お腹の子が重い障害を持っていると告げられたら?
重いテーマだけど、読み終わりはそんなに重くない。幸せについていろいろ考えさせられました。

やんなきゃいけないことが山ほどある時って、本を読みたくなっちゃう。あーあ。