9月から11月にかけて神奈川は
「神奈川国際芸術フェスティバル」開催中

「オペラ!―ネクストジェネレーションへの試み」と銘打って
神奈川県民ホール、神奈川県立音楽堂、KAAT神奈川芸術劇場の3会場で開催

何度か訪れている
KAAT神奈川芸術劇場に出向く


KAATの芸術監督も務める
宮本亜門さんのネオ・オペラ「マダムバタフライX」


亜門さんの作品は
過去何度となく、舟を漕いでしまったので一抹の不安が。。。。

とりあえず、プッチーニのオペラ「マダムバタフライ」の予習をしておこう
「蝶々夫人とピンカートン」の恋愛の悲劇ってあるけど
「蝶々夫人」の悲劇にしか思えない

長いエスカレーターを登ってホールへ



客席の一部をつぶして舞台にしているおかげで
中ホールぐらいの規模の客席

今回は前から3番目の席で演者の表情が良く見える

お客さんは若い女性は少なく
初老の白髪紳士が多くてビックリ

開演は唐突に始まる

予習していったおかげか
すぐに、物語に入れた

オペラを下敷きにした、現代劇
これが、ネオ・オペラの意味か


一幕の中盤
隣から、鼻すする音が。。



旦那ハンと反対側のお隣さん
「おひとり様」男性

アラフォーとおぼしき男性を盗み見ると、
鼻をすすりながら、メガネを外して涙をぬぐう

えっ
どこが、泣き所

私も、涙もろいけど、泣き所が判らない。。。

そこから、ずっと最後まで泣いてる
チョッと、乗り遅れた気分

演出は斬新かつチープでハラハラしたけど
話は、面白かった
最近観た中でも、秀逸
たぶん、最後に救いがあるから

「救いがない、オペラ蝶々さん」と
「救われた、プロディーサー役の女性」

ホント、大号泣

うん、面白かった


ただ、カーテンコールで客席から沸いた
「ブラボーっ」には
度肝を抜かれた