夕方くらいに裏庭で遊んでいたら、洗濯物を取り込んでた母親に呼ばれた。
母親はボイラー室の外壁を指差してた。
「なんだろう?」
不思議に思って見たら、蝉の脱け殻が動いてた。
「蝉の脱け殻が動いてる!」と私がビックリしたら、
母親が「今から羽化するのよ」って答えた。
そのまま一緒に羽化するまで見た。
羽化する間は西日が背中に当たって暑かったし、なにより時間がかかって飽きてきていた!(笑)
でも、子供ながらに滅多に見れるものじゃないってわかって見続けた。
羽化した蝉は全体が白くてビックリした。
羽もシワシワで「これが本当に蝉なの?」って思った。
でも、段々知ってる茶色い蝉になっていた。
飛ぶところまで見たのか覚えてないけど、殻から出てきた姿はハッキリと覚えてる。
大人になった今は、蝉の姿さえ見ていない。
貴重な観察だったな。