『私は油絵ではなく墨絵』
渡辺謙さんがテレビで言ってた言葉です
海外を見てきて実感した言葉でしょうか
白黒はっきりつけるのではなく、
濃淡があるのがこの文化の良さ
だそうです
一緒にするのはおこがましいですが、
常々私もそう思います
イエス・ノーで二分し過ぎ
割り切り過ぎ
かつて『NO言える日本』と言う本があって
この本が伝えたかった趣旨とは違った形で
広がっていった脱日本的考え
(実際の内容は、日本は独自に素晴らしい
文化を持っているのだから、海外に隷属する
必要はない・日本独自の考えを変える必要は
なく、グローバルスタンダードに対して
受け入れ難い部分では
『NO』
と言おうというものだったのだが、
中身をほとんど読んでない人が
センセーショナルな題名を見て、
また著者の石原慎太郎らの普段の発言から、
欧米型の白黒はっきりつけてモノを言おう
って考えになるべきだと受け取って
誤って広まってしまった)
『イエス』と『ノー』を
対立する二つの別の交わらない集合に
したがる考えが多すぎると思います
『イエス』と『ノー』は
両極端の二つの点であって、
この二つの間には濃淡のある
いろいろな考えがあると思います
その曖昧さが人間を面白くしてると思います
たくさんの色が混ざって
良くわかんない色が好き
というわけで今日から青も黒も好きになって
みようと思います、ちょっとずつ…
冗談は置いといて…
私は全くナショナリストではありませんが、
そう思うのです
みんな友達!
とかいう嘘くさいのはヘドが出ますが、
いろんな人がいて
いろんな考えがあって、
同じモノを見ても
いろんな受け取り方があって、
同じ境遇であっても
違う行動をして、
別の状況ならさらに千差万別
さらにいろいろな考えを生み出す
『イエス』と『ノー』が
手をつないで歩いたっていいと思います
だから人生面白いと思うのです