今更ながら朝ドラ③ | 妄想と想像の貯蔵庫

今更ながら朝ドラ③

番組紹介では「沖縄本土復帰50年」と書かれているが、話題にしている割にはその要素が少ないと思う。

ヒロインが生まれたのは、まだアメリカ統治下の最中。貧乏で苦労していたが、特に統治云々が関係している訳でもなく(兄が円とドル関連の詐欺に巻き込まれたくらい)、ヒロインが上京したのが本土復帰の年という程度。

米軍関係の犯罪などは政治的にも心情的にも扱いづらい話だし、朝に放送するドラマで重すぎるのも問題がある。

要は、「沖縄を舞台にするため」の理由だったのだろう。


沖縄戦についての話は評価が高かったが、ヒロインの成長などその後の展開に大きく影響したようには見えない(むしろ批判される流れになっている…)。

「自分が幸せになる」だけではなく、「自分の料理でみんなを幸せにしたい」まで持っていけたら…。


戦中・戦後の話は扱い方によっては問題になる可能性が高いが、中途半端な方が良くないのでは?