籠の中

閉じ込められてる

そう思っていた私

あの澄みわたる空を

自由に飛び回りたい

そう思ってた

でもいざ外に出てみると

あれほど焦がれていた空は

冷たく辛いモノだった

その辛さから逃れたいと籠に帰ろうとしても

最早入り口は無い…

あの狭くて息苦しいと

思ってたものが

守ってくれていたなんて

その暖かさに気が付けなかった

冷えきって満足に飛べない私は

空から落ちていく

憧れという翼はもはや役にたたない

人に傷つけられるのを恐れるばかりに

今日も僕は人ごみの中に紛れて

目立たないように目立たないようにと

周りに同調し隠れてる

同じ色に染まって

巧く生きて行こうと

頑張ってみたけれど

色を塗り替えていくことで

どんどんと汚くなるなんて気付かなかった

いや考えないようにしていた

気が付いてみれば

醜い黒…

さながら葬式のよう

どれだけ塗り替えようとあがいても

もはや色が変えられない

自分の元の色も判らない

幸せになりたい

そう思ってばかりいた僕は

何が幸せなのか判らない

色んな物を求めすぎていたと気付けば

全ては手のひらからこぼれてしまいもう届かない