現在モノラル専用で使用しているプレーヤです(1940年頃から製造とか。ただし我が家の実機の製造がいつかは不明)。
重量100kg(店の話で実測した訳ではありません)
サイズはW580xD605xH800(ターンテーブルの上まで)
↑に表示されているカートリッジは現在使用していません。
またアームも左上のオルトフォン RMG-309のみでカートリッジはSPU MONO GM MKⅡを装着しています。
写真で使用中のアームは現在お休み中です(奥のオルトフォンのみ稼働中)。
ターンテーブルの型番はRP-42101です。
大雑把に分類して構成は次のようになっています。
1.ターンテーブル
ターンテーブルは直径40cmの軽合金製です。
2.フリクションクラッチ
ターンテーブルに過度の負荷が掛かった場合、或いはスタートの瞬間に生ずる過負荷によりギヤードライブ機構及びモーターを保護する為のもの。
これはカップリング上部ディスクに一体となって組み込まれており工場にて調整の上出荷されている。
3.カップリング(メカニカルフィルター)
カップリング上部・下部ディスクがオイルダンプ式フィルターにより連結されています。この作用は単なる機械的フィルターに過ぎませんがモーター或いはギヤーより生ずる如何なる振動をもこの機構により吸収されターンテーブルに伝わることがありません。
これは実際に演奏中に筐体を手でこんこんと叩いても音には反映されませんでした(でもこの筐体はそれ程作りががっちりしている訳でもないのでSWの音域で反応をすると言うことが後で分かりました)。
4.ウオームギヤー及びオーバーランニングクラッチ
モーターはフレキシブルなラバーカップリングによりウオームギヤーに連結されています。
このウオームギヤーは夫々燐青銅製のスパイラルギヤーと常に噛合っておりますが歯車はモーターが起動しない限り垂直のドライブシャフト上にフリーについております。
歯車はフリーについておりますがオーバーランニングクラッチにより自動的にスパイラルギヤーシフトに固定されるようになっています。
この動作はカムとその外環との間にあってスプリングのカムにより楔状に押し込まれているローラーによって行われます。
オーバーランニングクラッチは常にスムーズに作用します。モーターはウオームと歯車に連結しています。
歯車がウオームによって時計方向に回転しますとローラーがカムとその外環との間に楔となって喰い込み、ドライブシャフトに運動を伝えます。
ウオームギヤー及びスパイラルギヤーは高精度の機械工作により製作されたものです。
スパイラルギヤーシャフトのスラストは硬鋼焼入研磨のスパイラルギヤースラストピースの間にスラストボールが嵌入されてスラストを受けています。
5.ギヤーボックス及びフレーム
省略
6.モーター
強力なヒステリシスシンクロナスモーター。
トルク:14kg
7.クランパー
省略
以上コピーより抜粋しました。
最後にこのPLは兎に角トルクが強い。実際に回転中、ターンテーブルを手で押さえても体ごと持って行かれる始末です。
このことが音にどれだけ影響しているかどうかは全く分かりませんが...(ただカッティングマシーンに使われたこともあると言う話はまんざら嘘でもなさそう)。