先日の月曜日は、退院後、初の診察日。
久しぶりにお会いする主治医は
相変わらず颯爽とした男前でした。
「先生、本当にありがとうございました」
「お陰様で順調に回復しています」
チャビンさんとえるばぁ
二人で心から頭を下げて
お礼を申し上げました。
主治医は爽やかな笑顔で
嬉しそうにうなづいて
手術の全容をあらためて丁寧に
パソコンの画像を示しながら
説明をしてくれました。
チャビンさんは、初めて自分の
切り取られた胃の画像を見せられて
びっくり仰天!吉本新喜劇のような
リアクションをしました。
「私は術後すぐに現物を見せて貰ってんよ」
と言うと主治医は笑ってうなづきました。
主治医のお話は実にわかりやすく
目の前で図をサラサラと描きながら
今回の切除の仕方、そしてその理由を
そして、術後はどうなるか?
チャビンさんと私を安心させるかのように
優しく説明をしてくれました。
手術の際に切った傷口の跡を診て
「あー綺麗ですね順調ですね」と
ホンマに爽やかな笑顔で仰った。
診察室は明るい笑い声で弾けた。
胃カメラ検診の結果を知らされたのが
2月末の事、その後CT、MRIの結果を
3月初旬に知らされて今後の治療法を
転移があった場合、無い場合の
治療法が変わるのでDoctorの
カンファレンスでの決定を待つ日々
どんなに明るく振る舞っても
重くて暗い時間が過ぎていた。
あの数週間が一番辛かった。
それでもチャビンさんも私も
相変わらずの夫婦漫才のような
会話をしながら治療が始まったら
しばらく食べられなくなるかも?と
チャビンさんの望む物をせっせと食べた。
モリモリとお肉を食べるチャビンさんは
本当に胃癌なのかと笑って
二人で首を傾げるほどだった。
病名が分かったショックで
食欲も無くなる人も多いと聞くけど
チャビンさんも私も逆に良い意味で
開き直って今後の治療に備えて
体力をつけとかないと!と食べた。
そのお陰なのか?
術後はほとんどの人が急激に
痩せるらしいけど
チャビンさんの体重の減少は2〜3キロほど
術後も食欲が落ちて食べられなくなる人が
多いらしいけど?
チャビンさんは量は食べられなくなったけど
食欲はちゃんとあるのが嬉しい。
人間、美味しい!と食べる事が一番の幸せ。
ゆっくり焦らずに小さくなった胃に慣れて
自分の身体に合った食べ方や量を会得しようね。
今は少量をチョコチョコと
回数を増やして食べる事で訓練中。