恩と義理を外国人が理解できるように分かり易く表現するとしたら、Investment of Feelingだと思う
今日、誰かから思いやりを3受け取ったら、明日、優しさを5送ろう
そしたら自分には 思いやり3 - 優しさ5 = 優しさ-2
誰かには 思いやり 3 - 優しさ 5 = 優しさ 2
誰かのもとに残った 優しさ2 が恩と義理という名の資産(もしくは負債にもなり得る)
自分が失った 優しさ -2 は人情という名の投資(もしくは損失にもなり得る)
自分が見返りを求めなければ求めない程、恩と義理の利子率は上がっていく
そして誰かは自分から受け取った 優しさ2 を元手に資産を増やしていって、自分が与えた以上のものを返してくれる
そうしたらまた自分は、誰かが与えてくれた以上のものを返して
お互いどんどん恩と義理という名の資産を増やしていくの(もしくはお互いどんどん負債を溜め込んでいって一緒に破綻するかもしれない)
そうやって、お互いがなくてはならない存在になって、共存していく
恩と義理が複雑に絡み合って、共に繁栄していく
日本人は、無意識にこのInvestment of Feelingのルールを理解していて
この計算がとっても上手
でも外国人はそれが分からないから、日本人が投資をすると、それを贈与だと思ってしまうみたい
だから、心の底から、日本人っていい人!って思ってくれて、それで終わっちゃう
外国人にとって、それはGift of Feelingだったんだね
でも日本人は投資をしたつもりでいるから、リターンがないと不満に思ってしまう人も多いみたい
外国人は贈与を受け取ったつもりでいるから、困惑するみたい
そんな時は、日本人は「どうして返してくれないの?」って責めないで
日本人の価値観を外国人に理解してもらえるように、論理的に説明しよう
外国人は「どうして返さなきゃいけないの?」って怒らないで
日本人の価値観が理解できるように、努めてほしい
恩と義理
それは Investment of Feeling
お互いが共に繁栄していくための、日本人の知恵
これからは、異なる文化を持つ外国人と、どうやって共存し、繁栄していくか
一緒に考えていけたらいいな