Twitterになんとなく書いたのをなんとなくこちらにまとめます。
せっかくなので。
7月18日(日)に高田馬場の新宿コズミックスポーツセンターで
カポエィラ・テンポの第8回バチザード&トロッカ ジ コルダス(カポエィラ昇段式)をやるので。
観覧無料で自由です。って言うか一応日本で一番人が集まるカポエィライベントなんですよ!500人ぐらい。
で、それに向けてカポエィラ・テンポでは昇段審査がはじまりました。アヴァリアサォンと言います。
うちでは今、最初の帯、黄緑帯はテストなしで取れるようになっていますが、2番目の緑帯からはアヴァリアサォンがあります。
内容はブラジルでやってるのと同じです。採点表みたいなのも同じのを使っています。
試験内容は
セクエンシア(型)
ビリンバウ(楽器)
歌
ジョーゴ(組み手)
カポエィラの知識(歴史など)
って感じにわかれます。
楽器弾きながら歌とかもやります。ビリンバウは、うちらの流派、カポエィラ ヘジォナウで使われる8種類のトーキ(リズム)を弾きます。
歴史は、カポエィラ ヘジォナウの創始者、メストゥレ ビンバについてとか色々です。
「カポエイラをはじめて、ナニが変わった?」とか
「カポエイラを、全然知らない人にどう説明する?」とかも突然聞くかも。
いやー、今のところすんなり2番目の帯、緑帯に上がれる人はいません。大人も子供も。
ちなみに3番目の黄帯のアヴァリアサォンは、ブラジルから来日する先生に見てもらいます。ポルトガル語メインで。大丈夫かみんな。
でもこう言うテストって最高に楽しいと思うんだけど。
受ける身としては。
と言うか俺は過去楽しんで受けていた。
調子乗りすぎて超難題出されたりもしたけどー・・・
俺のはじめての昇段式は、アソシアサォン ジ カポエィラ メストゥレ ビンバの生徒として、当時の仲間たちと一緒にブラジルで受けた。
Rua das Laranjeirasのあのメストゥレ ビンバが作った道場で。
最初の黄緑帯は飛ばして、緑帯をもらった。カポエィラはじめて9ヶ月だったなー。
別にジョーゴとかが上手だったわけではないけど。
で、今テンポでやってる様な1から10まで見るみたいなアヴァリアサォンはなかったんだけど、その昇段式中、ちょっとしたビリンバウ(楽器)テストの披露があって、先生(ヘンニーだった)が背後で弾くリズムをマネしろ、と言うモノだった。
8つのトーキの中の、確かイノを除く7つを、弾いてた。
相当自信があった俺は呼ばれた時、丁度高い所に置いていたビデオをいじるために椅子の上に立ってたんだけど、その高い所から「Deixar comigo!(俺にまかせろ!)」 と返事をした。
そしたら会場のブラジル人達がウケてくれた。
で、調子こいてたら俺の時だけ、ヘンニーが即興で適当なリズムを弾きやがったのですねー。
今なら対処できるけど、当時即興でビリンバウ弾くなんて未知の世界だったので敢え無く撃沈しました。
そして会場は2度ウケてた。
2度目はヘンニーの意地悪さに。
でもカポエィリスタらしいエピソードですね。
まあでも今ならヘンニーよりビリンバウ上手い自信あるよ!
いつか再会したらこの話をしようかな。
アソシアサォン ジ カポエィラ メストゥレ ビンバのカナダ支部長やってるけど。いつ会えるんだろう。
ちなみに最初の帯取る時のジョーゴの相手はフッジソン(Hudson。って言うか英語読みするとハドソンじゃん)でした。
トパーズィオと言う、カポエィラと柔術混ぜたりショーに出まくったりしている団体の代表メストゥレ ジーニョの息子。
テーハ サンバと言うバンドのダンサーやったりもしてる芸能人みたいな部分もあるカポエィリスタ。
超強くて超飛ぶ。超マッチョ。基本はいい奴。
でも奴は握手した途端に高速ネコ宙を4,5回やりやがってその間、俺は何もできませんでした。
ひでえ。
その時の思い出があるので、俺は昇段する人の相手をする時はなるべく自分の技を見せるとかは考えないで、相手のいいところを出してあげないとなーと強く思うようになったと言う結果オーライなお話。
でした。
いや~いい話ですねー。そう言う話って誰も聞いてくれないから自分で書いちゃったよ悲しい。
・・・追記
で、俺にLigeirinho(素早い、敏捷、そして落ち着きが無いと言う意味)と言うカポエィラ界でのアペリード(あだ名)をつけてくれたのもヘンニーでした。
理由は、みんなでビリンバウ練習してる時に、俺だけ調子こいてどんどん速弾きしたから。
その場で「おめえはLigeirinhoだ」とついた。
いい意味では「素早い」だけど、名付けの理由は「落ち着きが無い」と言う事です。
アペリードってのは大体がダブルミーニングだったりトリプルだったりするんですねー。
さあ、今年はじめて帯をもらう人にはどんなアペリードが付くことでしょう。