(7月1日~)
横浜から通勤することは、何だか新鮮であった。京浜東北線、湘南新宿ライン、横浜市営バス、学生時代に何度も乗ったことがあるはずなのに、なぜか新しい気持ちであった。一つ一つの駅の名前、窓の向こうを流れる景色、それらすべてが、横浜に帰ってきたことを少しずつ教えてくれている。そういうふうに故郷を思えることは、幸せだと思った。
梅雨が空け、毎日暑い日が続いた。横浜に帰ってきたことにより、通勤時は往復で80分、毎日歩くこととなったが、新しい気持ちの自分にとって、それは新鮮であった。実家に戻ったので、大学時代まで使っていた部屋に戻ったわけだが、狭くはなったが懐かしい気持ちが急に心の隙間に入り込んでは、おれに何か良い事を暗示してくれているような、そんな気分であった。ただ、残念であったことは、部屋が狭くなった分、一人暮らしをしていた時に大好きであったインテリアたちは、その半分がマンション近くのレンタルボックスに入れることとなった。疲れて帰ってきた時、高圧的にではなく、とても静かに優しく、疲れを癒してくれるインテリア、自分の部屋のその空間が、本当に大好きであった。しばらくは、お別れ。いつか必ず、再会を信じて。その時は、前よりももっと、おれに新たな感動、癒しを与えてくれるに違いない。
実家に帰ってきて、再び親と一緒に住むことになったわけだが、やはり恥ずかしさはあった。それは、26歳にもなって、親と一緒に住んで、毎月いくらかは入れているとはいえ、家に帰ればゴハンがあるという状況は、自分を甘やかしすぎているように思えて、それがすごく恥ずかしかった。これは、長期的なものではない。来年になれば、この部屋とお別れする日が来る。ぬるま湯に浸り続けてはいけない。ぬるま湯は、その時その瞬間は、暖かくて心地よいのだけれど、あとから振り返ってみると、そんな良いものではなく、ある瞬間は冷水よりも冷たかったのではないか、そんなふうに思えてしまうかもしれない。親に感謝する気持ちは、もちろん大きくあったが、それを形で示すことは、一日も早くここから出て、経済的にも余裕を持つことであると思った。
横浜に戻って、良かったことは、やはりドライブである。車に乗れば、慣れ親しんだ道があり、慣れ親しんだ景色が目の前に広がり、それは本当に嬉しかったし、昔と変わっていないことに感謝したかった。車を運転することは、自分にとって趣味であり、リフレッシュできる時間だ。大好きな音楽を聴きながら、その時間に浸り、気持ちを高ぶらせたり、リセットさせたり、とにかくその時の感情をよりプラスに、よりポジティブにしてくれる。車に乗って、運転をしている時、仕事のこともプライベートのことも、何か新しい考えが思いつくことが非常に多いことと、その時の気持ちが非常に落ち着いたものになっていることは、決して偶然であるとは思えない。これからも、このドライブの時間は、楽しんでいけたらいいと思う。
東京ドームには、この月は2回行った。そして、2試合とも勝利。おれが行った試合、今年に入り5戦5勝、負けなし。順位は3位くらいを彷徨っていたけど、徐々に主力が戻ってきて、勝ち方にも安定性が出てきていたので、この先、非常に期待が持てた。ライトスタンドは、いつだって紳士だ。ジャイアンツの選手はもちろんのこと、相手選手への文句も、ほとんど誰も言う事はない。ただ、純粋にジャイアンツが好きで、ジャイアンツの選手を応援する。それが、素晴らしい光景であるから、またもう一度、ライトスタンドに来たいと思うのだ。
7月は、環境の変化、様々な変化があった月。
また、横浜に戻ってこれたこと、それはすごく嬉しかった。