友人と温泉に行ってきた。これほどまで良いリフレッシュになると思わなかった。何だか、身体の全ての機能が回復しているような、そんな気さえする。
おれたちは、横浜から車で箱根へ行ったのだけれど、今日は天気が良くて本当に気持ちの良い一日であった。あれほどくっきりと、富士山を見たのは初めてだ、それくらい気持ちの良い青が空に広がっていた。おれは、普段朝が早いし、夜も帰りはそんなに早くないから、太陽を見る機会が本当に少ない。そういう人間がとても天気の良い日に、仕事のことを忘れ、海岸沿いの道を海の眩しさに目を細めながら走るということ、それは何にも変え難い素晴らしく貴重な時間となる。少し窓を開ければ、勢いの良い風の音が聴こえる、かもめの鳴き声が聴こえる、こういった非日常の’音’にもまた癒されていく。
途中、出身高校の近くを走った。卒業してから、来るのは久しぶりであった。おれが行ってた頃とは随分と街の様子が変わっている。コンビニやらファミレスやら、あの時とは違う風景に、時間の流れを感じた。それに少し淋しさも感じたが、それでもまだまだ緑が多く、静かな場所に建つ母校を見て、良い学校を卒業できたなぁと、改めて思った。
温泉に到着。タオルなどを借り、すぐに露天風呂へ直行。それほど広くはなかったが、いろいろな種類の’湯’があり、そのどれもがおれたちをわくわくさせた。外で風呂に入るということは、本当に気持ちの良いことだ。特に寒い日に行くと、湯に浸かってしまえば、もうそこから出たくなくなる。すごく静かでゆるやかな時間の流れをを感じた。時間に急かされる毎日を過ごしていると、こういった時間は、本当に癒してくれる。
泡風呂や打たせ湯、サウナなんかもあり、そのすべてに時間を割いたおれたちは、普段味わえない楽しさを、存分に感じた。最近、街中のいたるところに’スーパー銭湯’があるが、手軽に行けて、とても良い癒しの場であることは間違いないが、おれは外で山や木々などの大自然をを見ながら風呂に入るということは、やっぱり格別だと思う。
おれは以前、ヨーロッパにおけるカフェの文化が羨ましいと書いた。それに変わりはないが、この日本にも世界に誇る素晴らしい文化がある。おれは今日、それを感じることができたことを日本人として誇らしく思った。