9月9日保護した2匹の赤ちゃん猫ですが、1匹が昨日旅立ちました。
こんな悲しい報告をしなければならない事が残念でなりません。

保護当初からミルクを吸う力がなく、口に含ませると鼻から出てしまう子でした。何とか命を維持してほしい、そんな思いで必死でケアしていました。

生まれてきて2週間あまりの一生でした。望まれずに生を受け、身勝手に遺棄された子です。せめて望まれて里親さんのところに行くその日まで、私達で見守って行きたかったです。





保護時に衰弱していたため、安心できる日はありませんでしたが、一昨日(9/15)くらいから、少しですが、ミルクの飲み込方が安定し、ずっと苦しそうにしていたくしゃみも止まり、良い兆候だと喜びました。
それまでの間はずっと鼻詰まりとくしゃみで、眠っていることも辛いようでしたから。

亡くなる当日の朝は初めて体重が増え、ミルクの量も新記録でした。
すごいね、頑張ったね、と身体をさすっていると満足そうに眠っているように見えました。
私は、あれこれ考えていた2匹の名前の候補を、「アロハ」と「モアナ」に決め、起きたら呼んでみよう、
気に入ってくれたようなら(私の主観ですが)代表に報告しようと思っていました。





ミルクの時間になり、アロハを抱き上げるとクタッとしていて身体に全く力が入っていないようでした。
身体は温かく、お腹はかすかに動いていましたが、程なく止まってしまったようでした。
掌の上の小さな命は消えてしまいました。
ごめんね、幸せにしてあげられなかった。

僅か2週間ほどの命でした。
名前を呼んであげることも出来ませんでした。

アロハがこの世に生を受けた意味を考え、これ以上不幸な命を増やさないように啓蒙していく事が私達の努めです。
身勝手に遺棄した人間に対する怒りはぬぐえませんが、原動力に変えてアロハのような子がいなくなる世の中にしたいです。


LYSTAスタッフ 佐々木ともこ





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