タイトルと歌詞の内容があまりマッチしていないようでマッチしているような曲。
トールキンの詩に同名タイトルがあるようだが、内容は異なっている模様。Song meaningsをみると、 Loveのフラストレーションに関する曲だとか、Love とか、Happinessに関する歌だとか様々な意見でよくわかりません。出てくる単語や表現に難しさはありません。
bitten = bite = cause emotional pain
silver linings , linings = a layer of different material covering the inside surface of something.
silver linings = Every cloud has silver linings (idiom) = optimism
私の解釈では、この曲は、成熟した男の歌だと思います。もちろん、彼はLoveとかHappinessなどが大切だと言っている感じだと思うのです。
まずタイトルはトールキンもしくは、なんとなくだと思います。 ここで、 Over the hill = ピークを越えた人という意味もあります。そうすると、なんとなく繋がる気がするんです。
Hey lady — you got the love I need ….
このラインは自分の愛する女性に対して語りかけています。
Many have I loved - Many times been bitten …
このあたりは曲も雰囲気を変えますが、たくさん恋愛したけど、痛い目にもあったよねという経験を過あっています。その過程で視野が狭くなることもあるけど、オープンロードが広がっていることに気づかされてきたこと、その次のラインも同じで、嘘を言ったり、聞いてきたけど、まだまだ知ることがあること。これは多分20歳ぐらいのことかなと。
Many dreams come true and some have silver linings ...
ここは、30ぐらいの働き盛りの頃の話かなと。30ぐらいになると以外と夢はかなったりします。そうでないことも、silver linings つまり、悪いことの中にもいいことを見出せるよねと。お金の面でも充実してきます。
Mellow is the man who knows what he’s missing ...
ここは多分40ぐらいのお話。それぐらいの成熟した人になってくると、彼がなくしていること、多分できないことも分かっているけど受け入れている。だけど、多くの人はオープンロードが見えていないなと思っている。
Many is a word that only leave you guessing.
ここでいうManyは、たくさんのお金、富、名誉みたいなものじゃないかと思います。それは、疑問しか残さない。
Guessing ‘bout a thing you really ought to know ...
ここは、壮年パート。本当に君が知るべきことはなんだろう?と問いかけています。
といった感じで、これは、人生のストーリになっているんじゃないかと。これを書いたときにプラントは、若かったはずですが、後半は、今いい歳の私にとってはとても納得のいくことです。きっとプラントは若くしてヒーローになり、お金も手に入れたので、こういうことが普通の人よりも早く気づいたのではないでしょうか?
Over the hills and far away つまり、人生の盛りを越えて、もっと先にいったところでのお話ということじゃないかと。想像でしかないけど、プラントはこういうことに悩んでいて、本当に重要なことはなんだろうと。これは、Stairway to heavenのテーマに近いのですが、このころのプラントはこういうことを真剣に考えていて、もしかすると、誰か年配の人に話を聞いたのかもしれません。
じゃあ、本当に君が知るべきことはなんだろうか?これは、多分答えがないかと思います。きっとそれは、「君」によって違うんじゃないかと。でも、自分が本当に求めていないものを求めている状態がよくないんじゃないかと。
これは私の空想でしかありませんが、こういう解釈の難しい曲が頭の中で繋がって、自分なりのストーリを描けることはとても楽しいですね。
参考
Song meanings http://songmeanings.com/songs/view/7775/
Music Banter http://www.musicbanter.com/lyrics/Led-Zeppelin-Over-the-Hills-and-Far-Away.html
Song facts http://www.songfacts.com/detail.php?id=336