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人はいつも、時が物事を変えてくれると言うが、実はそれはあなた自身で変えなくてはならないものなのだ。
アンディ・ウォーホル 米国の画家
大型連休も後半戦を迎えていますが
街ゆく人の多さを見ると
コロナで閑散とした街中の記憶との
ギャップがあまりに大きく
改めて、社会の変化、景気の変化を感じますね。
そんな中、今日はeBayの決算発表
(2023年第一四半期)を確認しました。
eBayセラーにとって、最も注目したい
決算数値は、流通総額(GMV)です。
これは、eBayで売買される商品の総額ですから、
マーケット規模を表します。
他方で、決算書上でeBayの売上高は
我々セラーから徴収する販売手数料や
広告費からの収入です。
セラー側としては
流通総額が増加していく方が
ビジネス・チャンスが大きくなりますので
数字の意味を識別しておきたいところです。
今回の決算発表では、
2023年1月から3月の四半期で
流通総額は、18.4ビリオン・ドル
つまり、3か月で184億ドル(=約2.5兆円)
でした。
年額に換算すれば10兆円位ですが
これは日本のセブン&アイ・グループの
売上高に匹敵する規模です。
推移でみると2%増ということで
数字だけを見れば
悪くもないけど、目を見張るほどでもない
といったところでしょうか。
ただ、多くの米ビッグテックが従業員を
大量解雇しているニュースが多いのは
コロナ騒動の終焉に伴い
それまでの巣ごもり需要からの反動に一因があり
顧客の購買行動が、ネットショッピングから
店舗での購入に戻っていることが背景にあります。
そのため、eBayも2022年は流通総額が
減少を続ける苦しい1年でしたが
2023年は、微増とは言え、年初からGMV、流通総額の増加を取り戻して
潮目の変化を感じさせる決算報告だったと感じます。
立ち直りつつあるネットショッピング業界の中で
eBayの益々の発展を期待する連休となりました。
皆さんは、いかがお過ごしでしたでしょうか?