あの日記の後だと、本当作り話みたいだけどさ

今日お母さんが事故った。
帰り道、近所のコンビニを通り掛かって見えたミニパトと救急車、
『事故かなー』
と思いながら家の前まで来た時、
着信アリ。
『お母さん
どしたー
』なんか買い物頼まれるのかなー。そんな気持ち。
でも第一声は、
『お母さんさっきコンビニの前で事故したとよ…今から○○病院に運ばれるから…』
『はっ

』脳裏に浮かぶ、さっきの救急車。
ドラマみたいに、それが身内を乗せた救急車だとはね…。
『大丈夫なの

』『うん…意識はあるけど…右手がね…』
○○病院は確かに整形ある。
『わかった、今からあたしも行くから』
『そうしてくれる
』本人からの電話だったのと、声がしっかりしてたのが救い。
そうじゃなかったら、病院までちゃんと運転出来たか怪しい。
ただの怪我と分かってても、すごく怖い。
もし頭打ってたら

怪我ひどかったら

搬送中に急変したら

嫌なことばっかり考えて、気が気じゃなかった。
無事たどり着いて、救急入口で名前を告げると、
『今レントゲン中です』
との事。
とりあえず急変はなかったらしく、受付の人も穏やかで一安心。
結局、しばらく待合室でコーヒー飲みながら待つと、
力なーい足取りで、右腕を吊った母が現れた。
『だ、大丈夫
』『うーん…肩は打撲だけど…手の甲ヒビか骨折だって…』
『本当
…でもよかったよ…。よくないけど…』明日詳しく検査だそう。
詳しく聞くと、原チャでの事故で、完全に相手が悪い。
仕事の事をしきりに気にするお母さんを見て、
『大事じゃなくてよかった』
って。
やっと安心した。
とりあえず相手が来て今後の話し合いの算段をして、
帰ってきた。
あたしはコンビニに置き去りの原チャを歩いて取りに行く間、
後から後からまた恐怖がわいてきて…。
夜道、また寒くなったから、震えが止まらなかった。
しこたまご飯を買って、
原チャは何とか動いて、
久しぶりにミラーが変な方向いてるだけで問題なさそうな原チャに乗って走る。
ゆっくり、ゆっくり。
これであたしが事故ったら、目も当てられない【笑】
利き腕が使えないし、
仕事も行けないし、
明日検査だし、
相手の保険会社とも話し合いがあるし、
大変なのはこれからだけど。
ひとまず本当にホッとした。
そしてドッと疲れた。
明日も仕事、とりあえず外傷しかないみたいだから、タクシーに任せて…。
あたしもあたしの仕事をがんばる。
本当に人生は、塞翁が馬なんだね…。
元気でよかった。
怪我だけでよかった。
本当、よかった。
明日は早く帰ろう。
