FENTON ROBINSON★Somebody Lone Me A Dime | key's music navi

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明日も今日の夢のつづきを

今日の風は気まぐれ?春一番は気が早いか?
ちょうどいい!!
このブルースには 厳冬は似合わないから


フェントンロビンソンがアリゲーターレーベルに吹き込んだ1974年リリースの「サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム」です。ミシシッピー出身で10代でメンフィスに移り1957年に初録、その後シカゴへ、本格的な活動となっていきます。この作品は、アルバムとして2作目にあたるのですが、1972年に出たファースト「Monday Morning Boogie & Blues」では、なんとほとんどギターを弾けなかったという事実から駄作というレッテルが貼られた為、語られるのは、このアルバムからで、しかも内容からも、一番の代表作にあげられます。その内容ですが、まずは①でしょう、モダンシカゴブルースのクラシックとなるほどの大大傑作で彼自身が”THE MELLOW BLUES GENIUS”といわれるように、非常にデリケイトで美しい、BBキングの一音を伸ばすスクィーズギターとは異なる音の紡ぎ方は彼独得でそのギタープレイの集大成というサウンドを聴くことができます。はあっ、伸びのあるなめらかなヴォーカルにも注目ですよ^^、ちなみに、このブログでも取り上げた(こちらから)ボズスキャッグスが1stで取り上げた時、この曲を自作としたことで訴訟まで発展(フェントン側の勝訴)したといういわくつきです。ジャズスタンダードの④は、さらっとした歌唱なのに、深い情を感じてしまう名演だし、これもジャズの⑦は、ブラスを配したサザンソウル臭漂うまさにモダンマイナーブルースで、決して唸ることのない冷静なヴォーカルと音の空間を利用したかのようなギタープレイのかっこよさにやられてしまいます^^ブルースファンなら絶対押さえるべきアルバムですよ~

サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム(紙ジャケット仕様)/フェントン・ロビンスン
1. Somebody Loan Me A Dime
2. The Getaway
3. Directly From My Heart to You
4. Going To Chicago
5. You Say You're Leaving
6. Checking On My Woman
7. You Don't Know What Love Is
8. I've Changed
9. Country Girl
10. Gotta Wake Up
                     11. Texas Flood









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