◤◢◤◢⚠︎注意⚠︎◤◢◤◢

こちらはBL要素を含む
お話となっております

苦手な方
受け付けられない方は
華麗にスルーでお願いします🙇‍♀️









「で……スッキリしましたか?」

瞬間で真っ赤になった
まーの耳に軽く歯を立てたら
『うるさい』って肩を竦めて身をよじる。

「しょーがないじゃん……急に…シ、シたくなっちゃったんだから……っ。」

やっぱ気付かないんだ。

何のせいでこうなったのかって
疑いもしないんだな。

「そりゃ……オレの事、好きだからでしょ?」

「……聞く必要ある?」

そうやって茶化してはみたものの
翔さんに貰ったチョコのせいだって
言ったところでまーは信じないだろう。

好き嫌いの問題じゃなくて
あの人の事を信用してるから。

それにつけ込んだのかは知らないが
まーにクスリを盛っても
アンタのモンにはならないのにさ。

「そう言えば……チョコを食べると心拍数がキスする時の2倍になるんだって……翔ちゃん言ってた。」

「ほぉ…それで?」

「だから、一緒に食べたらもっとドキドキすんのかもなって言われて……1個だけ先に翔ちゃんと食べた……。」

言葉尻がブクブクと湯船の中に沈み
気付けばまーの身体を
跡が残るくらい強く掴んでたオレ。

「それで……翔さんと一緒に食ったんだ。」

「痛いって、潤くん離してっ。」

「やだね、何で一緒に食うんだよ。しかも翔さんとって……。」

嫉妬は見苦しいけど
あの人だけは嫌なんだよ。

食べただけっていうけど
あわよくば…って
向こうは考えてても不思議じゃない。

たまたま出会ったひとが
わざわざチョコなんて持ってるワケ無いのに
そこら辺怪しむのがフツーだろ?

「まーは誰彼構わず信用し過ぎ。」

やり場のない苛立ちを
声にしてまーの後頭部にぶつけると
小さな水音がしてユラリとその肩が動く。

「だって、翔ちゃんだよ?それに……ドキドキすんのは潤くんにだけだし……。」

振り向いたまーと鼻先がぶつかって
痛みより先に跳ねた鼓動と
頬に触れただけの唇の熱に
バカみたいに溶けていった嫉妬心。

「ホント、心配性なんだから。」

ふふって笑いながら
人の上に乗っかってきて
擽ったいくらい優しいキスをすると

また少し笑って
柔らかな瞳の色でオレを見下ろす。

「あのね、板チョコ1万枚くらい食べないと、恋愛物質は作用しないんだって。だから簡単には恋に落ちたりしないの。でも…幸せな気分になるのはホントらしいよ。」

その蘊蓄も翔さんから聞いたんだろ。

恋愛物質とか
何処で仕入れて来るのか知らないが
引っ掻き回したい意図が見え見えなのが
またムカつくんだよな。

「チョコは好きだし、食べればそりゃ幸せだけどさ、でもやっぱそれだけだよ。だって……ずーっと気持ちは変わんないもん。」

それが慰めになるワケじゃないが
幸せはちゃんと二人の間にあって
まーが笑っててくれるならそれでいいって
8割くらいは納得して

残り2割は
ガチで翔さん対策を考えなきゃって
ちょっと照れたように話す
まーの身体を抱き寄せる。

「じゃあ……まーはオレが好き過ぎて幸せってこと?」

「え、今……聞くのズルくない?」

チョコより甘い匂いがする
まーの首筋に1つ印を付け

騒ぐ唇を静かに塞いで
オレのモンでしょって
居もしない影を牽制しながら
色が変わった肌にまた印を残した。



"Love molecular 💜💚 The End"


𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄



こんにちは✨
SNOWです


『Love molecular』
これで終了となります💜💚


バレンタインに
間に合わないかもと思い
季節外れになるかもと言いましたが

意外にも間に合ったので(笑)
宣言通り2月中に終われました!!

皆様お読み下さり
ありがとうございましたおねがい


恋愛物質関係なく
チョコには幸せホルモンを
分泌させる作用があるそうなので

イラッとしたり
ムカムカした時に食べると
気持ちが落ち着くそうですよ
(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)っ🍫❤️
(カカオ70%がいいらしい)


3月は
『back at one』と
『bartender』の方に
注力していくので

また遊びに来てもらえたら
嬉しいですニコニコ


それとまた1つ
プロットが浮かんだので
いつか形に出来たらと
思っていますが

たくさんの資料を
読み込まなきゃ厳しそうなんで
(SF擬きになりそうな予感)
出るか出ないかは
SNOWの体調次第ってコトで…

確約は出来ませんが
何処かでのんびり出せたらいいなぁ看板持ち



ではでは(*>∀<)ノ))またねー
SNOWでした雪の結晶