この前、怪奇現象の番組があった。

『真夏の絶恐映像 日本で一番コワい夜 解禁!宜保愛子衝撃秘話』

昭和世代の私には「怖い」より「懐かしい」感覚だった。

一方、娘の方は食い入るように画面を見つめていた。

 

そういえば最近はホラー系のものって昔に比べて少なくなったように思う。

昔はマンガも怖いもの多かったよね。

楳図かずおとか、伊藤潤二とか、 御茶漬海苔とか。

カバーも黒っぽくて。

 

お化けや幽霊や妖怪も有名どころがたくさんいた。

口裂け女やトイレの花子さんとか。

 

でも今は、そういう空想的な恐怖って、なかなか生まれるスキがない。

夜は真っ暗じゃやないし、グーグルマップでどこでも探せるし。

口裂け女が出没したら、今だったらみんなスマホ突き出しながら追いかけそうだもんね。

本当に怖いのはどっちだよ、って話になってくる。

 

真剣なまなざしでテレビを見ている娘の横顔。

未知なる世界に引き込まれるドキドキ感が、すごく伝わってくる。

 

今日は1人で寝られるかな?