来月から4歳の娘の幼稚園が始まる。

それに先立って、保護者の役員決めが行われた。

新4歳児クラスからは4つの枠。

事前に渡された資料を見て、私は「書記」に立候補しようと思っていた。

 

残りは3つ。

私は別の椅子に座らされて、他のお母さんたちの様子をぼーっと眺めていた。

噂には聞いていたけど、役員って、本当に人気ないんだな。

 

それでも話し合いやくじ引きで役が決まった。

それぞれが前任者から引継ぎをすることになって、私の先輩はまず

「書記って一番大変な役ですよ」とうんざりした表情でつぶやいた。

えっ、そうなん?!

 

事前情報を持ち合わせてなくて、のんきな顔で手をあげた私をみんなはどう見てたのだろう。

うわっ、あの人、書記に立候補しよったで!ラッキー!

ってか?

 

でも、新しく役員になったみんなの行動は早かった。

コミュ能力の高い人ばかりで、顔合わせもスムーズ。

すぐにライン交換が始まり、あちこちでピコンピコンと電子音が鳴った。

私のスマホにも次々と通知が入った。

 

ダンナからの毎晩の「帰ります」のほか、たまに実母から怪文書みたいなメッセージが届く以外、あまり機能してない私のライン。

それが夕方までずっとピコンピコン。

他の役員のお母さんたちが帰った後も先輩からの引継ぎが終わらず、持ち帰った資料を読み返しながらのメモ書き。

昔働いてきたときの感覚がよみがえってきて、体中の細胞が活発に動いた。

あれ?

ちょっと楽しいかも。。。

 

娘と公園めぐりの日々が始まってから、水滴がぽたん、ぽたん、と落ちるようなゆったりとした時間の流れ。

それが時計の針が一気に動いたような感じ。

 

好きなときに好きなことをしてきた私と娘だけど。

夢の時間は、そろそろ終わりだね。