$ガーンズバック変換 

単行本 

陸 秋槎 (著), 大久保 洋子 (翻訳), 稲村 文吾 (翻訳), 阿井 幸作 (翻訳)

 

 

 

 

 

$解説

元年春之祭』『文学少女対数学少女』
華文ミステリ作家・陸秋槎、初のSF作品集!

ネット・スマホ依存症対策条例が施行された近未来の香川県。全未成年者たちは例外なく、液晶画面を通じたネットへの視覚的なアクセスを遮断する特殊眼鏡「ガーンズバックⅤ」を着用することを義務付けられていた。そんな香川から、女子高生の美優が大阪へやってきた目的とは――? 大阪観光サイバーパンクの表題作をはじめ、創作と道徳をめぐる脳科学SF「サンクチュアリ」、中世の南仏で貴族少女と吟遊詩人の出逢いを描くボルヘスやカルヴィーノ風味のファンタジー「物語の歌い手」、スマホゲーム開発をめぐる知的遊戯ど「開かれた世界(オープンワールド)から有限宇宙へ」、さらに百合SFアンソロジーや『異常論文』といった日本の書籍のために書き下ろされた傑作など、全8篇を収録。

 

$読者レビューより引用・編集

8作品のSF短編集。読みやすい作品と読みにくい(なかなか頭に入ってこない)作品の差が大きいように感じた。私の好みの問題なのかもしれないけれど。
個人的に好きな作品は3つ。スマホゲームでシミュレーションされる物理現象を矛盾なく成立させるためにいろいろ考える「開かれた世界から有限宇宙へ」と、手品のトリックをSF的に暴く「インディアン・ロープ・トリックとヴァジュラナーガ」、なんとも切ないSFミステリの「色のない緑」。特に「色のない緑」では、SF的ガジェットが巧みに使われていて、それがラストの切なさにつながっている。

 

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2023/2/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/2/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152102128
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152102126
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.1 x 1.7 x 18.8 cm

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

陸 秋槎

フォロー

陸 秋槎

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう