$起死回生 逆転プロ野球人生 中溝康隆著

 

 

 

 

 

$解説

このままじゃ終われない。俺はもっとやれる――。
戦力外や飼い殺し、不本意なトレードにも挫けず、必死でもがき続けるプロ野球選手たち。小林繁、栗山英樹、野茂英雄、矢野燿大……いずれも才能を新天地で開花させ、その実力を天下に知らしめた。
「今に見てろよ」と歯を食いしばり、白球を追いかける彼らの姿は、いつだって見る者の胸を熱くさせる。ピンチをチャンスに変えて栄光を摑んだ、30人のサバイバル野球人生!

【目次より】
第一章 泥まみれの転身
1.サウスポーは二度死ぬ――遠山奬志
2.早すぎる現役引退とWBC優勝――栗山英樹
3.14年目の初勝利――野中徹博
4.戦力外から2億円プレーヤーへ――山本和範
5.その野球人生は革命だった――野茂英雄

第二章 「俺はもっとやれる」――運命を変えた移籍
1.「巨人の三軍」「50万円移籍」からの逆転――本原正治
2.「二軍の帝王」の覚醒――吉岡雄二
3.「古田の影武者」がリーグを代表する捕手に――野口寿浩
4.二浪の新人がWBCの参謀となるまで――城石憲之
5.「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定弾」までの軌跡――北川博敏
6.「勝負弱い虎のエース」が「奪三振マシーン」に――野田浩司
7.数合わせの男がブルペンの救世主に――橋本武広
8.19歳でのトレードからの大逆転――西山秀二

第三章 古巣へのリベンジ
1.「悲劇のヒーロー」の球史に残る大リベンジ――小林繁
2.「捕手としては終わった」男が華麗にカムバック――中尾孝義
3.「巨人に捨てられた」一匹狼の逆襲――西本聖
4.「星野監督を見返す」遅咲き野球人生――矢野燿大
5.虎の便利屋から竜の救世主へ――関川浩一

第四章 「野村再生工場」に来た男、去った男
1.「野村再生工場」の最高傑作――田畑一也
2.ID野球を吸収してメジャーへ――吉井理人
3.「野村ヤクルト」のエースから戦力外、そして劇的復活――西村龍次
4.「仰木マジック」で開花したサイド右腕――鈴木平
5.ノムさんに信頼された代打職人――大野雄次

第五章 最後の「舞台」を求めて
1.「巨人ドラ1」が球界屈指のリリーバーに――吉田修司
2.新人王が球界最年長投手へ――長冨浩志
3.33歳の新天地で劇的復活――鹿取義隆
4.「いぶし銀」が輝いた新天地――奈良原浩
5.30代半ばで球速アップ、最多登板――香田勲男
6.元本塁打王が39歳で2000本安打達成――大島康徳
7.最年長最多勝を果たした「アイアン・ホーク」――下柳剛

おわりに

 

$読者レビューより引用・編集

野球で挫折したあるいは日の目を見なかった人たちの逆転サクセスストーリー。
ビジネスでも降格になった、クビになった人たちが成功していくマインドに繋がる。読んでいて勇気が出る。

 

 

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2024/2/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/2/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410611030X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106110306
  • 寸法 ‏ : ‎ 17.3 x 10.8 x 2 cm

著者について

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中溝康隆

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中溝康隆

1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。ライター兼デザイナー。

2010年より開設したブログ『プロ野球死亡遊戯』が人気を博し、プロ野球ファンのみならず、現役の選手間でも話題になる。『週刊ベースボールONLINE』『Number Web』などのコラム連載の執筆を手掛ける。

主な著書に『プロ野球死亡遊戯』(文春文庫)、『現役引退――プロ野球名選手「最後の1年」』(新潮新書)、『プロ野球 助っ人ベストヒット50 地上波テレビの野球中継で観ていた「愛しの外国人選手たち」 』(ベースボール・マガジン社)、『キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー』(白夜書房)などがある。新刊は『起死回生:逆転プロ野球人生』(新潮新書)。