$人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来
(朝日新書) 新書
エマニュエル・トッド (著), マルクス・ガブリエル (著), & 7 その他
$解説
ウクライナで、パレスチナで命が失われ、世界大戦はすぐそこにある。ビッグデータを餌に進化するAIは専制者と結びついて自由社会を脅かし、人間の価値や自律性すら侵食しかねない。テクノロジーが進むほど破壊的で不確実になる未来──世界最高の知性が全方位から見通す。
$読者レビューより引用・編集
Chatgptが登場して、世界が大きく変わると言われてきましたが、いまいちぴんと来ませんでした。
そんなわたしでもこの本を読んで、その衝撃がようやく理解できました。
わたしが一番感心したのは、慶應の安宅さんと手塚治虫の息子さん、そして元グーグルの研究者の人の話でした。
たくさん使い倒した方がいいという安宅さんと、実際にAIを活用してマンガを作った手塚さん。それと反対に、AIをちゃんと規制すべきという意見を持ったウィテカーさん。
ときおり対立もしながらこれからの人類が、どんなふうにAIと向き合えばいいのかというのを真剣に議論しているのが、本を読んでいて伝わってきました。
恐れていても実際に触れてみないことには何もわからないよなと思うこともできました。
また海外の識者の方もビックネーム揃いで、翻訳書をたまに買ってみても普通に読むとちんぷんかんぷんなことが多い私ですが、この本ではかれらの話もわかりやすくまとめられていて、これが1000円以下で買えるのはお買い得!
$出版社より
エマニュエル・トッド
現代世界は「ローマ帝国」の崩壊後に似ている
世界戦争の導火線は、「全世界の敵」西側諸国にあった。
未来へと牽引してきたリーダーが脱落する2020年代。
大きく揺れ動く世界秩序の中で、われわれ人類に残されている可能性とはいったい何か
スティーブ・ロー
技術という「暴走列車」の終着駅はどこか?
ChatGPTの開発者、サム・アルトマンは言った。
「進化とは暴走列車であり、止められない」と。
われわれが途中下車の不可能な旅の途上にあるならば、人類の終着駅には、何が待っているのか?
フランシス・フクヤマ
「歴史の終わり」から35年後 デモクラシーの現在地
「歴史の終わり」は来なかった。これまで世界が謳歌していたのは、かりそめの平和である。
人類が終えられなかった「冷戦下の宿題」とは何か?
近未来に必要となるものを、フクヤマと再考する。
マルクス・ガブリエル
戦争とテクノロジーの彼岸 「人間性」の哲学
終わらない戦争と、果てしない進化を続ける技術。
共存と繁栄の「人類の夢」が潰えたような現代で、われわれ人間の手の中に残された「切り札」とは?
現代最高の哲学者による「人間性」を再考する試み。
われわれ「人類」の行き着く先を、大胆に予測する
AI、安全保障、哲学の第一人者たちには、未来がどのように見えているのか?
○安宅和人×手塚眞×メレディス・ウィテカー
「進化し続けるAIは、人類の「福音」か「黙示録」か」
○岩間陽子×中島隆博
「分断し続ける世界で、人類が共生するための「スイッチ」」
1. 戦争、ニヒリズム、耐えがたい不平等を超えて
- エマニュエル・トッド
- フランシス・フクヤマ
3. 支配者はだれか? 私たちはどう生きるか?
- マルクス・ガブリエル
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2024/2/13)
- 発売日 : 2024/2/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4022952547
- ISBN-13 : 978-4022952547
- 寸法 : 1.3 x 10.7 x 17.2 cm
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著者について
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中島 隆博
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