カラダは前後左右の筋肉がバランスを取って保持しようとしています。
屈筋が収縮すると伸筋側が引っ張られて、痛みを出します。

 

 

 

痛みが好発する部位は 大体決まっています。
首、肩、背中、腰、お尻、大腿部の前側、下腿部の前側です。
上半身は背中側、下半身は前面に痛みが現れやすくなります。

 

 

 

セルフケアで筋肉をゆるめると痛みを感じなくなりますが、
まだ少し残っている感じがするという人もいます。
痛みは脳が感じてる電気信号です。

カラダに現れる痛みが無くなる、または軽減すると
それにカバーされていた中ぐらいの痛みが現れます。
中ぐらいの痛みが現れると表現していますが、
大きな痛みに隠されているだけで最初から存在しています。




大きな痛み>中くらいの痛み>小さな痛み>もっと小さな痛み
こういう図式で痛みはあるのです。



ヒトは痛みにはとても敏感です。
痛みがあると思うだけで不快感が顕になります。

大きな痛みがなくなっても、軽減しても中くらいの痛みが残っていると思うと、
いつまでも痛い痛いを連発します。



痛みの程度が変わるだけで、づっと痛みを感じます。

痛みが残っているように感じていても、ケアする前の状態から軽減していれば、
「楽になった」「動かしやすくなった」と思っていると 
いつのまにか痛みを感じなくなります。




プラセボ効果ではありません。実際に感じないようになるのです。 
動かしやすい方向へ動かす。
楽に出来る動作を続けると もっと楽に動かせるようになります。




痛みを訴える人に多いのが、日常の動作ではまずしない動きをして、
こうすれば痛いとか こうなったら痛いと痛みが感じる方向へ動かして
痛みを感じ取る場合が多いようです。




セルフケアをしても楽になったような気がしない場合は、
触ってる箇所が間違っている、触っている圧が強い、
無意識に力を入れている、頑張って動かしているのどれかに該当するはずです。 
セルフケアはご自身のためのもので他の人にするものではありませんから、
脱力してダラダラと頑張らずにユルユルと適当に動かして下さい。

私がよく適当にと表現していますが、デタラメにという意味ではありません。
適度な圧で触れて気持ち良い範囲でユルユルとしてくださいという意味です。