12月も後わずかになってきて、急に冷え込む日が続いています。
年末なんですから寒くて当たり前ちゃ当たり前ですね。
寒くなってくると、外を歩く人はカラダを丸めて、すきま風が入らないようにします。
カラダを丸めても寒さは変わらないんですけどね。 

 

 

寒くなると、カラダが固くなってあちこち痛みが出てきます。
先日も、寝違えてサロンに来店された方がいらっしゃいました。
朝、しっかりと目覚めていない状態で、急に首を動かしたみたいで
横を向けなくなっていました。

触診すると僧帽筋と肩甲挙筋が固く縮んでいたので ゆるゆる緩めました。
正味5分くらいの施術で、横を向いても痛みを感じないくらいになりました。


僧帽筋と胸鎖乳突筋

 

 

 

似たような発生機序で起こるのが「ギックリ腰」です。
カラダで一番太い大腰筋が固く縮んでいるのに 急に動いたりすると
「はぅ!」 ってなります。
この痛さは別名「魔女の一撃」とも言われるほど強烈です。
あまりの痛さで動けなくなるほどです。

 


大腰筋

 

 

 

コチラの状態は大腰筋が固く縮んでいるだけではありません。
骨に付着している筋肉の端の部分が、部分断裂しているからです。
ヒビみたいに亀裂が筋肉の腱に入ってしまうのです。
 

 

可能なら楽な姿勢で2~3日安静にしていると痛みが落ち着きますが
お仕事などで無理をしなくてはならない場合だと辛いですよね。
大腰筋をゆるゆる緩めると痛みは軽減して動かせるようにはなりますが
傷が塞がって改善している訳ではないので無理はしないで下さいね。
腰痛予防のコルセットなどがあれば、傷が癒えるまで使用してもいいですね。

コルセットは傷ついた筋肉の代わりをしているだけですから
常用するのは控えるようにした方が賢明です。