先日、福岡美人塾解剖学とセルフケアのセミナーをしたとき
毛髪について尋ねられたので、薄毛、ハゲになりやすい人に共通することや
その代表的なメカニズムについて簡単にお話したところ、
その話題のことの方が、盛り上がってしまいました。(笑)

 

 

 

 

薄毛や猫毛、びらん性脱毛症(女性に多い頭頂部が薄くなる症状)などに共通するのは
ほぼもれなく腰痛持ちであるという事です。
また 薄毛や猫毛の人は足の角質が多いというのも共通のことです。

 

どうしてそのようになるのかは、魚肉ソーセージを想像してみて下さい。

両端を持って中央を折り曲げようとすると 端のビニールが引っ張られますよね。
これと同じ原理で 腰が悪くて前傾姿勢になると頭皮と足底を引っ張ることになるのです。


上が引っ張られた頭皮、下は健康な人の頭皮の模型

カラダの皮膚がソーセージのビニールと思うと理解できると思います。

頭皮が引っ張られるということは 本来は開いた毛根が潰されているということです。

それでは 十分な栄養素が毛髪に行き渡らなくて細く腰のない猫毛になるのです。

 

毛髪はケラチンというタンパク質で構成されています。
タンパク質をつくる元を口から摂取していないと毛髪は元気になりませんね。
新米が美味しいシーズンだからといって白米ばかり食べていると

頭部が涼しくなるかもしれませんよ。

 

また、皮脂が分泌するからといってゴシゴシ洗うのも薄毛の原因のひとつです。
ゴシゴシ、ガシガシ洗うとスッキリして気持ちよいのですが、
頭皮を傷めるだけでなく、筋肉を固くして引っ張る原因ともなります。
優しく泡を潰さないようにフワフワと泡を動かして頭皮に触らないように洗うといいです。

 

カラダの皮脂の分泌がさも悪いようにCMでは言われますが
皮脂は頭皮の乾燥を守るはたらきをしています。
皮脂はカラダの恒常性によって洗えば洗うほどに分泌されます。

頭皮が乾燥するとフケの原因になります。

また次亜塩素酸が入った水道水や化学物質が入ったシャンプーで洗うのも
薄毛、猫毛、切れ毛の原因です。

水道水を安全に家庭にまで届けるように混入されている次亜塩素酸は
殺菌力が強い薬です。 
どこのご家庭にもある漂白剤と同じ原料です。
次亜塩素酸はタンパク質を分解してしまいます。
薄めた漂白剤で毎日洗っているとどうなるかは想像できますよね。