いつもありがとうございます。
現役薬剤師セラピストの上窪悠唯（Kamikubo Yui）です。薬や医療に頼らず「ひとの手でケアする大切さ」をお伝えしています。
薬局への問い合わせ、相談電話って、結構あるんですよ
自分の店舗の患者さんで過去にお渡しした薬に関する相談であればもちろん薬歴（薬局でのカルテのようなもの）も確認できるのでいろいろ調べたり確認した上で、お答えできます
うちの患者さん、うちで交付してる薬なのでこの手の質問に答えるのは当然のことです！！
そして、薬歴にも残します、次回その続きのお話もできますしね、さらにここ数年はこの手の患者さんからの求めに対してお答えした場合は次回に情報提供料を算定することができました（患者負担は数十円） が、今回の改訂でこの料金がなくなりました（まぁ、サービスですね、でも自店舗の患者さんならまぁそれも含めての普段の指導料かと思います）
ですが、全く自分の店舗に処方箋をもってきたこともない人からの電話もあるんです
質問や相談のパターンをいくつか挙げさせてください
①自分が飲んでる薬（うちで交付した薬ではない）と市販薬の飲み合わせ
→薬剤名をきちんと教えていただけて、市販薬は成分名を読んでくださったりすれば、正確にお答えできます
→血圧の薬と風邪薬、みたいなアバウトなのは正確にお答えできません
②過去にどこかでもらった薬について
同じような症状があるから、飲んでいいか？（使っていいか？）
→ダメです！！！
ダメというか、自己責任です
薬剤師が許可を出すことはできませんという意味です 職業上ちゃんというと、今あるその症状に対して治療目的で処方するのが薬なので 今の症状に使っていいかどうかについて薬剤師が許可することはできないということです
責任とれないのでね 医者に確認して医者がいいよといえば良いです
特に皮膚症状の塗り薬は自己責任でも危険かなと思います 逆効果ということもありますからね トビヒや水虫、帯状疱疹にステロイド塗ったら悪化しますから…
③病名をきいてくる
何日前からこんな症状があって、今はこんな状態で、でも病院に行くのは時間がない、何（病気）でしょうか？ いちばん効果のある市販薬を教えてください
病名を決めることについては全く専門外だし権限がないので、正直「知らんがな」ですwww
→可能性のある病名が想像できるなら、あくまで「可能性」としてお伝えすることもあります （例：痛風発作）
市販薬だとこういうのが症状を和らげる効果はありますが、〇〇科を受診されたほうがいいですよ
という感じでお答えします
全く想像のつかない場合は市販薬すら紹介せず、面倒でしょうけど早めに△△科を受診するように、とお勧めします
（例：なんかとても深い切り傷とか、ヤケド、高齢者のオムツかぶれが酷い的なの…）
おもにこの３パターンに分類されるかな
医者には、受診しないと話せないけど、薬剤師には処方箋持ち込まなくても話せるってのが…なんていうか便利なんでしょうかね？
個人的にはこの職業、薬のウンチクを話すのが役割ではなくて、患者様が安心されるように対応するのが役割かなと思ってるので、こういったサービス（←というと語弊があるかな？）も当然かなと思うのですが…
ただ、我々、暇じゃないんです
電話での質問も、突然の来局での質問（相談）もどちらもですが、本来の外来の患者さんがたくさんお待ちであって、我々はその人たちの対応を最優先させたいのに、特に電話は一気に「最優先」、先頭、１番に割り込みになりますよね
もちろんめっちゃ忙しいときなら折り折り返すから電話番号を教えてもらうこともありますが、正直現場が落ち着いてからかけ直すなんて…5,6時間後になることもザラですからね…
それをね、質問される方がちょっと気にかけてくださるとありがたいんですよね「今、お時間ありますか？」「そちらで薬もらったことはないのですが、質問させてもらってもいいですか？」などとね、前置きがあれば感じよく対応できるのですけどね
中には、さんざん持論を展開し、こちらに許可を求めるも、こちらが許可をしないと怒り出す人もいる
「何も情報得られなかった」と…
いやいや、責任取れない事、言えません
急な電話対応、来局相談…
自店舗患者でない場合は料金をいただきたいくらいです
さっきも書いたけど、医者は診療時間外は電話すらかからないけど、薬局は昼休みはないし、なんなら24時間365日、夜間電話もってる店舗もあって（薬局の基本料金に寄ります） いつでも薬剤師につながる
薬剤師には休日も夜中も、完全に休まる時間がないです
まぁでも、薬剤師は「わからないことは許可はできない（しない）」職業だということをご理解いただければと思います
最後までお読みいただきありがとうございました。
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