気象庁は9日、チリ中部沿岸で2月27日に発生した大地震について改めて解析した結果を発表した。同庁は規模(マグニチュード=M)をこれまで8.6としていたが、米地質調査所(USGS)の推定と同じ8.8に修正した。震源の位置は南緯36度2分、西経72度35分とやや異なり、深さはUSGSの35キロに対し、約20キロと浅い。
 チリ沿岸部では、太平洋側のナスカプレートが陸側の南米プレートの下に、年間平均約9センチの速度で沈み込んでおり、プレート境界で繰り返し大地震が起きている。気象庁は今回、この境界が長さ約500キロ、幅約200キロの範囲で、最大8~11メートル滑ったと推定した。 

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津波避難6.5%=公民館などでの確認数

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