幼稚園の保護者の方に言われたことのある、


「うちの子、箸の持ち方が変で、何度教えても正しく持てないんです・・・」


ということについて。


お伝えしたいのは、「箸を正しく持つことは、子どもの発達の特性上、とても難しいことですよ」ということだ。


中指で一本の箸を支えながら、親指と人差し指でもう一本の箸を操る・・・


あの器用な動きは突然「箸使わせよう!!」と思ってやり始めてもダメで、その前段階で例えば折り紙とか紙を小さくちぎるとか、指先を使う動きを沢山経験していないといけないのではないかと・・・


幼稚園では4歳児クラスから弁当の時間に箸を持たせることを薦めていたが、クラスに20人くらいいたら、正しく持てるのは2人か3人くらいだ。


だから箸を持たせようというときは、まずは箸に「慣れる」そこから数年かけて「正しい持ち方を身につけていく」というように、長いスパンで考えていく必要がある。