僕は北へ向けて歩き続けた

 

そこに何があるのか見当もつかないけれどいつまでも立ち止まっているよりはいい

 

どんよりと灰色に曇っていた空はいつのまにか晴れ渡り青空と太陽がまぶしい

 

変わりゆく風景や冷たい空気に触れ暗闇の中にあった心が軽くなっていくのが分かった

 

「幸せかい?」と聞かれれば今なら「そうなんだろうね」と答えるだろう