大粒の雨が窓を叩くたびに世界が滲んでいく

ポツポツと言う雨音だけが部屋に充満していった

でもそれも真っ暗な深海にいるようで心地良い

こんな雨の日には鳥たちは何を思っているんだろう

僕と世界との境界線がどんどんと遠ざかっていった