我が家の家造り、ホームメーカー候補も2社まで絞り込めてきていて、それぞれの会社経由で銀行に事前審査を申し込みました。

  うつ病歴ありの個人事業主×銀行系

まずは銀行系で出してみて、駄目ならばフラット35Sを目指す手順です。


個人事業主(私)と会社員(妻)のペアローン、申し込んだのはイオン銀行と三菱東京UFJ銀行。


私にうつ病歴があるためワイド団信が最大の難関かと思っていたのですが、その点はどちらでもOKもらいました。

参考までに私の状態を書いておくと、発病がもう10年近く前、ここ4,5年は小康状態で仕事も順調にできている状態です。


薬の量なども申込書に記載しましたが、それを評価したというよりも直近で安定して働けているのが大きかったのでは?と感じています。


そしてイオン銀行では満額OK!しかし三菱東京UFJ銀行はまさかの展開になりました。


  家賃按分=セカンドホーム扱い?


三菱東京UFJ銀行もワイド団信は通り、融資もできる、とのことだったのですが…満額融資は無理とのこと。しかしその理由が「確定申告上、居住中の賃貸物件の家賃を按分している年があるので、セカンドホームローン扱いになります、その場合は最大で(希望額の半分)程度しか出せません」とのこと。???今こうして書いててもまだ理解できません。


家事按分とは自宅で仕事をしている個人事業主なら割と一般的なことで、要するに自宅の一部が職場として使われているので、専有面積に相当する割合の家賃を経費とする、というものです。


それをしていたから、これから買おうとしている家がセカンドホーム扱いになる…?


  理由は?

まず思い当たるのが現住所と新居候補地が多少離れていること。直線距離では100kmもありませんが、私の現住所が首都圏に括られるエリアなので、今回の物件が別荘扱いにされたのかもしれません。しかし都内で持ち家の人ならともかく、賃貸に住みながらセカンドハウス建てる人はあまりいないのでは…?やはり分かりません。


銀行の言い分もホームメーカーの営業さんからの又聞きなので何とも言えませんが、裁判ではなく融資審査なので結果が覆るわけもなく。三菱東京UFJ銀行とは御縁がなかったということでしょう。


幸いイオン銀行はマイホーム扱いとしてくれたので私たちの場合は三菱東京UFJ銀行を候補から外せばよいだけでしたが、もしこれを読んだ方で同様の回答を受けた方、銀行によっては解釈が変わることはしっかり意識していたほうが良さそうです。


みんな、諦めずにいきましょうー。





今回はまったく何も知らなかった私が家造りの情報をどのように収集していったのかをまとめてみたいと思います。

 

「家の性能」に関する要素は主義主張の大きく出るところなので、私個人の意見であることをご了承いただければと思います。

 

当時の状況

まず情報収集を始めた当時はコロナ禍で外出が制限されていたので、見学などはできませんでした。

このためインターネットがメイン情報源でした。

ステップ1:家の構造と工法をざっくり調べる

まず、家というものの材料が何で、どうやって作られるのかから調べました。多分時間にしたら合計で2、3時間程度だったと思います。
 
当時読んでいたページの記録は残してないのですが、下のようなSUUMOやライフルホームズなどのページをよく読みました。
今までの人生で賃貸住宅を選ぶ際にも工法や建具の種類などは多少なり触れる機会がありました。長らく暮らした実家も戸建てでした。しかし同時に、自分の中にある常識はとても古くなっていると確信してました。仕事でも趣味でも、10年前と今では常識なんて変わって当たり前なので、家もそうだろうと考えたのです。
そこでまず現時点で性能の良い住宅とはどんなものかを調べることにしました。すぐにキーワードがいくつか見つかります。
 
「断熱」。なるほど確かに実家は寒かったな…「気密」?ああ日本の家は隙間風がひどいとかよく聞いたな…。「省エネ/創エネ」は…まあSDGs的にもそういう流れだね。なるほどZEHという規格があるのね、耐震等級は3が最高なんだね…というくらい。
 
このくらいキーワードを拾ったところで下調べはOKと考え、次に良い電子書籍を探し始めました。
普段からAmazonの電子書籍サービスKindleを利用しているので、まずKindle Unlimited(読み放題サービス)で家造りの本を片っ端から借りてななめ読みし、合わない本は即返却。主婦の友社の本などは参考にしつつも購入までは至らず。
結局Kindle Unlimitedの対象本は種類が限られていたので、途中から厳選した電子書籍を購入するようにしました。中でも特に良かったのがこちらのエコハウスのウソ2です。

 

一言でいうと↓のような本です。

東京大学で省エネ住宅を研究する気鋭の研究者が、実証データやシミュレーション結果をもとに、一般ユーザーや住宅関係者が信じて疑わない“エコハウスの誤解”をバサバサと切っていきます。

 

エコハウスのウソ1という本もありますが、こちらは発行年が古い関係で情報として現状に即していない点があるので、2のみ読むのがおすすめです。

 

これを読み切る頃には「今の住宅はエアコン一台で年中快適になりうる」んだと自分の中で腹落ちし、自分gなどの程度の住宅が建てたいかもざっくりと定まっていました。

 

具体的には、HEAT 20 G2クラスの家です。

 

そしてここから更に情報収集に励むのですが…ちょっと長くなってきたのでここで一旦区切ろうと思います。


 

はじめまして、かまぼこと申します。

 

家を建てるときは夫婦間で認識を綿密にすり合わせるのが重要だなと感じていたこと、そして自分が何を考えていたのかを記録しておくと後で見返して楽しそうだと思ったこと、何より先輩施主さんのブログが非常に参考になったので自分もそれに倣おうと思ったことなどを踏まえて、今回ブログを立ち上げてみました。

 

家造りは選択の連続。記録のつもりで思ったことを綴っていきますが、このいち施主の判断や思考がお読みいただいた方にも役立てば幸いです。

 

家を建てると決めた理由

最初に考えていたのは、現在の居所から引っ越すことでした。新型コロナによって明確になったのですが、「便利な場所」にいる意義が薄いと感じるようになったのです。
それよりもQuality of Life、人生の質を上げられる場所に住むほうが良いのではないかと夫婦で意見が一致し、より自然に近い場所に暮らそうと決めました。
 
もちろん賃貸という選択肢もありました。しかしうちは猫を複数頭飼っているため、選択肢がゼロに近くなります(犬は飼えても猫はだめという物件がほとんどなのです)。
 
そして最後が庭の有無。夫婦共にちゃんとした庭がある生活がしたいという強い希望がありました。
 
1)不便でもいいから自然が豊かな場所で、2)猫が複数頭飼えて、3)庭がある 賃貸物件があればそれでよかったのかもしれませんが、そんな物件はほぼ存在しないので、それならば住宅購入も選択肢に入れたほうがいい、ということで真剣に考えはじめ、今は家を建てる方向で動いています。
 
夫婦漫画家ユニットうめさんの「ニブンノイクジ」という漫画で次のような回でも、まさにそのような話がありました。
しかしこう決心した時点で知識はまったくのゼロ。
今はそれなりに勉強して専門用語がわからないこともほぼなくなりましたが、今後は私がどういうルートで勉強してきたのかも紹介してみたいと思います。